日々徒然雑記

劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族

　ここ最近は実写映画を観た時だけ更新する日々徒然雑記です。本当はもっと幅の広いエッセイだったのですけどね。ネタがなくなっちゃったのだ……（汗）。

　と言う訳で、早速今回見た映画のタイトルを紹介しますね。『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き　あるがままに、水と大地のネコ家族』を観てまいりました！　いえいっ！

　今日(※執筆時)観て早速今日の更新ですよ！　興奮してテンションが高いかも知れません。乱筆乱文になっていたらごめんなさい。

　で、この劇場版の世界ネコ歩きは二作目なのですよねえ。勿論一作目も観ておりますよ！　その時の感想はこちら。

　劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881340840/episodes/1177354054884360527

　今改めて１作目の感想を読んでみると、音のバランスが悪いって書いてますね。その問題点はこの二作目では見事に改善されております！　音に違和感なかったですもん。修正してきましたね。

　と言う訳で、今作では問題点はないです。つまり最高って事ですヨ。

　この映画を観る人はネコ好きに決まっていますからね。その人に向けた作品と言う点において満点の回答ではないかと思います。最初から最後まで眼福でありました。

　今作は前作と違って世界各地の猫の紹介はありません。北海道の牧場で暮らす猫達とミャンマーの湖に住む一家の猫ちゃんの生活風景、この２つの環境の猫達の密着レポートだけで成り立っています。世界の猫達の紹介がなかった分、シンプルに猫ちゃん達の日常を観る事が出来て良かったです。

　牧場の方は牛達と犬と猫達が共存して暮らしています。犬はいる事が説明されただけで映画ではほぼ出てきません。撮影されているのは基本的に牛達と猫ちゃん達の日常風景です。この猫ちゃんが多頭飼い状態なんですよね。全部で２０匹くらいにはなるのかな。もっといるのかも。

　パッと見、出入り自由の牛舎に勝手にいついたっぽい描写なんですけど、真相は分かりません。最年長の猫ちゃんが６歳とかなので、６年前に猫を受け入れるようにしたのかも知れません。どうなのかな？

　で、ですね。大人牛の牛舎と子牛の牛舎で派閥が違うんですよ。縄張りが決まっていてお互いの猫達の行き来はほぼありません。距離にして２０メートルくらいしか離れていないみたいなんですけどね。

　室内飼いではないですし、完全に管理して飼っている訳ではなさそうなのですけど、驚いたのが出てくる猫達に全員ちゃんと名前がついているところ。動物に関わって暮らしているので、子猫が生まれたらしっかり名前をつけてあげているんだなぁ。名付けた人がワンピース好きみたいで、何匹かはワンピースの登場人物の名前がついていました。なので、名前が紹介される度にちょっとニヤリとしてみたり。

　餌とかはちゃんとキャットフードをあげているみたいでした。それと新鮮な牛のお乳。何しろ牧場ですからね。みんな美味しそうにお乳を飲んでいましたよ。

　沢山の猫が牛舎で暮らしているのですけど、メインで描写していたのは大人牛牛車のボスネコ『ヒメ』とその息子『カーショ』、子牛牛舎のボスネコ『チャカスケ』と『デイジー＆サボ』兄弟。特にカーショが母親のヒメにベッタリなんですよね。猫の世界にもマザコンはいるんだなぁと感心してみたり。

　撮影は夏に始まり、秋、冬、そして春と一年を通した猫達の生活が描かれています。大人牛も猫達と戯れてますけど、やっぱり子猫と子牛の交流がね、いいんですよ。本当、牧場猫編の一番の癒やしポイントはこの異種族交流のシーンだと思います。

　で、場所は変わってミャンマー編なのですけど、こちらはとある水上生活一家の飼い猫達の風景です。飼い猫ではあるのですけど、家に閉じ込めたりなんかしません。仕事にも一緒につれていきます。湖の上で漁をする船に一緒に乗ってるんですけど、捕れた魚にちょっかいを出したりするんですよね。それを大人も叱らないし、受け入れている。優しい世界が広がっていました。

　漁の船から勝手に降りて泳いで行っちゃったりもするのですけど、ちゃんと後で飼い主のもとに戻ってるんですよ。よっぽど飼い主の環境が気に入っているんですね。一家で昼寝している情景も撮影されていたのですけど、家族と猫達全員が渾然一体となっていてとても幸せそうな風景でした。ネコ好きな家庭の理想の景色でしょアレ。

　映画猫歩きと言えば子猫の成長描写ですが、ミャンマー編もちゃんとその要素があります。親と二匹の子供の４匹の猫の生活が描写されているんです。子猫ちゃんも最初は水におっかなびっくりなのですけど、最初は溺れていたのが段々と慣れてしっかり泳げるようになっていくのが親目線で見れて良かったです。

　と言う訳で、映画版世界ネコ歩き２作目。ネコ好きな人にオススメです。しっかり猫達のドラマがあって、眠くならずに最後まで楽しめました。とは言え、人によっては寝ちゃうかもですので睡眠時間はしっかりキープしてから観てくださいね。