エピローグ

 愚王によって見出された箱は、賢王によって呪いに侵された。

 かくして、神の箱は人に奪われ、次代の所持者を待つこととなったのである。 


 言葉を切る。

 私の前にある「ふたつ」が続きを急かした。


 そうだね。では、次は呪い子の話をしよう。

 神を愛し、神を喰らった、呪い子の物語を。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

鷲王の系譜 黄鱗きいろ @cradleofdragon

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ