ティル・ナ・ノーグの最強騎士〜「生ける理不尽」と呼ばれた少年が挑む、理不尽なミッション

第2話 登場人物紹介。続々増えるメンバーに震える。

登場人物名鑑

1⃣スフィア王国

①第十三旅団:国士無双

棗凛太朗(なつめ・りんたろう)=トリスタン。 主人公。愛称は「凛」。

アザゼル。愛称は「ゼル」。凛の脳にインストールされた有人格アプリ。

マグダレーナ・エンデヴェール。愛称は「メグ」。「エルフ族」と呼ばれるヌーゼリアル星人の王太子シモンの長女である。聖槍騎士団の団長、不知火透とはいとこにあたる。凛に人工呼吸(ファースト・キス)をして以来、彼にどんどん惹かれている。

メアリーナ・アシュリー。愛称は「リーナ」。惑星ガイア最大の国アポロニア連邦国(USA)の上院議員、(後に副大統領)の娘。引っ込み思案の眼鏡っ子。

ロゼマリア・ジェノスタイン。愛称は「ロゼ」。惑星間通商国家フェニキア人、猫耳を持つカルタゴ人の少女。趣味は格闘技観戦。自分も拳法を自習中。

アトゥム・クレメンス。愛称は「トム」。スフィア王国と仲の悪い「アマレク連邦共和国」の貴族の息子。伝令使杖(カドゥケウス)騎士団の団長、ラドラー・ラザフォードとはいとこにあたる。「アマレク」最強兵器「アヌビス」に選ばれたため周囲のねたみを買っている。

ゲイブ・マーリン。宮廷魔導師。その正体は惑星スフィアの先住民「ゴメル人」の惑星管理者。人類の浮き沈みを見て楽しむのが趣味だが、今回は「当事者」として凛を補佐し、歴史に関わることになった。

リチャード・ウインザー。愛称は「リック」。重度の中二病患者で、いつかナンバー1になれると信じている痛い子。アザゼルの玩具担当である。特技は料理。カフェ・ド・シュバリエの店主ヘンリーは叔父にあたる。ウインザーは自分で名乗った名字で、本当の姓はヴィントハウス。

ビアンカ・ギブソン。愛称は「アン」。かわいらしい、普通のお嬢さん。技巧騎士の資格を持つため、みんなの刀剣の管理を行う「研ぎ師」、マネージャー的存在。第１章ではまだ見習。父親は刀鍛冶（ソード・スミス）ラッキースター・ギブソン。

②スフィア王国（騎士団長）

グレイス・「トワイライト」・レイノルズ。ヴァルキュリア女子修道騎士会団長。皆にイニシャルでGTRと

略されるが本人は嫌がっている。女性で唯一の現役上天位(修道)騎士である。

不知火透(しらぬい・とおる)。聖槍騎士団の団長。母がヌーゼリアル人である。妻はナディン。娘の由布子＝アンリエッタと息子の譲（ゆずる）の二人のパパ。位階は医療騎士上天位。

ハワード・テイラー。 護法（アストレア）騎士団の団長で前執政官。凛のせいで「士師」になれなかったことを恨んでいる。位階は護法騎士大天位。

マッツォ・「フィーバー」・メンデルスゾーン。黙示録騎士団の団長で現在の執政官。テイラーの盟友である。位階は修道騎士大天位。

ラドラー・セルバンテス・ラザフォード。伝令使杖騎士団の団長。母がアマレク人であるため、色素欠乏症である。位階は保安騎士上天位。

2⃣ヌーゼリアル王国スフィア大公領

インペリアルテイクアボルダス(インテイク)・オズワルド。左大臣。シャーウッド(冬の都)と宇宙港を司る王太子の重臣。ウオーラバンナ聖騎士会の団長を兼ね、本国を武力制圧を望む「武闘派」貴族の重鎮。

ゴード二ガルフォーゲル(ゴードン)・デュバルタクス。メグの養父。妻はエリクシーヌ。

サマーセットフランベルグ(サム)・ペイジ。右大臣。シャーウッド(夏の都)を司る王太子の重臣。クルーグリッツ聖騎士団の団長を兼ね、本国からの分離独立派貴族の重鎮。息子はトワイスランブルフェイズ（トワイス）。

シーモニハダゾエル(シモン)大公。ヌーゼリアル王国スフィア大公(王太子)。何者かに命を狙われる王太子。メグの実父。茫洋な人との噂だが。

シグリッドフォールス・タケル(シグ)王子。王太子シモンの息子。メグの実弟。

ジョブカントーレスバイク（ジョブ）・リーファイス。近衛騎士団の「士道審議旅団（憲兵隊）」に所属する騎士。前内大臣の遺児だが、能力の割に冷遇されている。礼儀正しい好青年。

3⃣アマレク共和国。

ジャン・アトキンス。アトゥムの同級生。彼を初等学校時代いじめ抜いた少年。彼が卒業式にアトゥムに言った言葉が悲劇の始まりだった。

スネフェル・アトキンス。ジャンの兄。総督府の武官を務める。弟の仇であるアトゥムを憎んでいる。

タケロット・クレメンス。次期クレメンス騎士団長。アモンの名を襲名する予定。アヌビスに選ばれなかったことを根に持ち、アトゥムに当たる。

ナルメス・ゲラシウス。アマレク本星から植民政府であるアマレク共和国に総督として派遣されてきた男。任期が切れた後の生活のために彼が目論んだものとは?

ラムセス24世・クレメンス。クレメンス家の当主で現アマレク共和国大統領。アトゥムの養父。

4⃣惑星ガイア

❶アポロニア連邦共和国

⑴アシュリー家

ロナルド・カーター・アシュリー。

ロゼの養父。ガラテア州選出の上院議員。連合共和党所属。父の影響でスフィアとの国交開始を目指す。大統領ザック・ブラッドフォードの右腕と目される人物で外交畑では大物である。

エリザベス。

ロナルドの妻でリーナの養母。愛称はリズ。

ロバート。

ロナルドとエリザベスの実子。リーナを養子に迎えた後に授かった。

アデラ。

リーナにつけられた「姐や」。つまりベビーシッター。住み込みの学生アルバイトである。リズの縁者。

(2)連合共和党

ザック・ブラッドフォード。

現職大統領。今回の選挙で再選を目指す。

フランクリン・バネット。

現職法務長官。今回の選挙の副大統領候補に指名されている。

ジョセフ・ホーキンス。

現職副大統領。今回で政界引退する。

ラルフ・ウオーカー。

法務副長官。テロ対策の専門家。

(3)連邦民主党

アンソニー・クライン。

党の大統領候補としてザックとロナルドの前に立ちふさがる。現エバーランド州知事。

愛称はトニー。

エドワード・スティングレイ。

元大統領。ムーンゲイト事件という汚職事件により失脚。大統領を辞めた。

ジョナサン・クライン。

元副大統領、前大統領。スティングレイの失脚を受け大統領に昇格するも、次の選挙でブラ ッドフォードに苦杯を喫する。トニーの叔父にあたる。

(4)連邦捜査機関(FAI)

ケビン・スイフト。

捜査官。警部。凜のパートナーとしてテロリストと戦う。

マーティン・シュローダー。

リーナが誘拐された同時多発誘拐事件の捜査本部長。

カルバン・マッコーリー。

特殊部隊隊長。

ライアン・フリッツザーン。

特殊部隊、突入班指揮官。

(5)マーシャル大学

マシュー・オズボーン。

ロボフトチームの主将(キャプテン)。ポジションはQB(クオーター・バック)。

フランソワ・ロジャース。

リーナと同じ大学に通う同期生。リーナと同じ「幻月」ファンで、地味子。

❷「ノアの方舟」(短剣党)。

ルイ・リンカーン・バネット。

リーナの幼馴染。一緒の孤児院で育つ。ひょんなことからテロリストへ。少年だが女装してテロを行ううちに美少女テロリストとして知られるようになる。のちに⋯⋯。

大幹部(セフィラ)

「王冠(ケテル)」。 首領。正体は不明。

「理解(ビナー)」。代弁者(スポークスマン)。正体は不明。

「勝利(ネツァク)」。実戦指揮官。正体は不明。

「栄光(ホド)」。実戦指揮官。作戦参謀。正体は不明。

「美(ティファレト)」。武器調達、軍事教練担当。正体は不明だがその言葉はスフィア訛りが。

「基礎(イェソド)」。経理、財務、物資の調達担当。正体は不明だがその言葉はフェニキア訛りが。

ニコラウス・ボッティチェリ。僧職者。生臭坊主だがこの組織の精神的支柱と目される。幹部「知恵(コクマー)」、幹部の中で唯一素性が知られているが、その素性の真偽は不明である。

❸「幻想月世界旅行記」

アブリル。ヒロイン。惑星スフィアで父の病気を癒すための薬、龍眼石を探す旅をしている。

クリント。アブリルの兄。妹の旅に保護者として同行するが、坊ちゃん育ちのため、わりと騙されやすい。

ピーター。二人を案内するガイド。妻とは死に別れ男手一つで娘のリンダを育てあげる。娘の結婚式のために危険な仕事を引き受けた。

リンドブルム大公ジュリアン王子。最強の竜騎士。リンと呼ばれている。愛刀は「7代目村正ラクリマクリスティー」。ひょんなことかアブリルの旅に同道することに。

ゼルフォート。リンと契約した白銀の要請。愛称はゼル。

ワイバーン。リンのライバル。のちにリンとことを構えることに。

6⃣ ソロモン七十二柱。

序列第6位。ヴァレフォール。医療技術を司る。「バリさん」

序列第10位。ブエル。暴動鎮圧アプリ。時々逆効果。

序列第24位。ナベリウス。偵察・諜報・情報戦アプリ。「ナベちゃん。」

序列第26位。ブーネ。拠点制圧用アプリ。「ブーちゃん。」自称は「ミスターB」。

序列第30位。フォルネウス。戦艦運用アプリ。「ルネ」。

序列第42位。ヴェパール。飛空挺運用アプリ。リックだけがルネと見分けられる。「パリィ」。

序列第59位。オリアクス。軍服を含む軍装備アプリ。「オリさん。」

序列第68位。ベリアル。ナノマシン技術を司る。「リア」