メタな閑話に脱線しろ2

※箸休め的にちょうどいいとの意見があったので、また入れてみます。なぜこのタイミングかと問われれば、「なんかよく分からないけどスゲー勢いでPVが増えてて、嬉しさ半分、怖さ半分だったから、落ち着いた今のうちに!」と答えます。




「くっ、殺せ!」

「突然どうした!?」

「ソイツは我々魔法使いプログラマの中でも最弱の存在!」

「続けるのか! 何があった!?」

「いえ、この話って、一応ファンタジーじゃないですか? なのに、こういうセリフが出そうなベタな展開がなさそうだなーと」

「まあ、そうかもな。盗賊には襲われてみたけどな。お前の見てないところで」

「そんなイベントが……」

「それに、嫌いらしいよ。先人の名言を使うの」

「たまに使っているような……。まあ、冗談以外でそうそう使うタイミングも無いですよね」

「だよな。だがその昔、『もうひと思いに殺してくれ!』とは言ったことあるぞ、俺は。現場で。本気で」

「想像もしたくない状況ですね」


「ところで、お前って私生活が全く見えないよな」

「趣味は料理、一人暮らしで家は整理整頓と掃除が行き届いてるけど、年中スウェットの上下かTシャツ短パンで過ごしている、っていう設定ならありますね」

「無駄に無駄な設定じゃねーか」

「そんなこと私に言われても……。『個人的に視点変更とか人称変更が嫌い』って言ってたので、私の私生活はなかなか書きにくいみたいですね。あ、そう言えば、私、お持ち帰りされたじゃないですか?」

「まあ、あったな。発言のデリカシー的な問題はともかく」

「そのタイミングでかなり迷ったらしいですよ。『これでは酔ってお持ち帰りされちゃうビ◯チじゃねーか! 後輩ちゃんの視点入れる? 入れちゃう?!』って」

「あー、それ、自分で言っちゃうんだ」

「我々は作者の奴隷ですからね」

「嫌な言い方したよ、この子!」


「話を戻しますね。でも、先輩も、あんまり私生活見えないですよね。友達とかいます?」

「いるよ! 失礼なやつだな! 2人は既に確定してるけど、登場人物増やすの好きじゃないから躊躇ためらってんだとよ。『とくにハーレムモノとか登場人物多すぎて、少し間が空くと誰が誰だか全然分からん』て愚痴ってた」

「あー、ありますね。登場人物紹介がやたらと長いのとか」

「だから、なるべく固有名詞をつけないんだと。覚える必要も紹介する必要もないように」

「考えてるんだか、ズボラなんだか分からないですね」

「後者だな」


「あ、でも、会社の名前はでてますよね」

「山田株式会社と鈴木株式会社な」

「えっと、もしかしてそれの英語カタカナ表記ですか!?」

「テキトーだろ? 暗に『覚えなくていい』と言いたいそうだ。ついでに誰かが半笑いしてくれたらラッキーくらいな」

「テキトーですね。テキトーと言えば私達の名前も……」

「分かる人には分かるテキトーさだよな。俺の名前の『ハル』は、Springを日本語にしただけ」

「いつか誰かに怒られますね」

「知らん!」


「あ、でも、バーの店長、良いキャラしてると思うんですよね」

「お前って、かなり上から目線でえぐってくるのな」

「あの人も名前出てないですよね。店の名前は出したのに」

「俺の行きつけのバーだからな。今後も出るのは確定。そして、今回に限っては名前は必要ないって判断だろ」

「だったら、今回、ミタライの名前、いります?」

「おい! 『さん』を付けろ! てか、お前、本当に後輩ちゃんか!?」

「……。……。ふはっ……、ふははは! よく気が付いたな! (ペリペリペリ) 私だ。上司だ!」

「ぬ!」

「私は確固たるアイデンティティがあるにも関わらず、私が名前を付けられる気配がない! なぜだか分かるか!?」

「知らん! 知りたくもない!」

「そこまで言うなら教えてやろう。 作者が上司というものに良い思い出がな……」


バンっ!!(暗転)


……

……

……


――先輩と上司の今後の活躍にご期待下さい。

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