41.永遠の迷子の私はどこにたどり着くのでしょう?

 拝啓、先生。

 空はどこか薄暗くなり、日の落ちが早さを増し、人々の歩く速度も寒さのせいかどこか慌ただしい師走の季節が参りました。先生も走っていらっしゃるのですか?24時間耐久マラソン大会などを。


 私は、文学の耐久マラソンをしていたはずなのですが……いつの間にか迷子になり、筆を止めております。書きたいものはたくさんあるのですが……答えが見えない。絵に例えるなら書きたい題材が花だとわかっているのに、色の塗り方や構図を黙って、じっと考えております。


 書籍化された代表作品たちと自分の書いた餅を比べながら、何が違うかと?ひたすら考え、正に絵に描いた餅になっています。同じもちでもあちらはおいしそうに見え、こちらは何やら腐臭を放つような、悲しいものとなっております。私の体は鏡餅。縁起物としてよく担ぎ上げられます。ミカンをください。


 何かが違う……職人技といえばそれまでですが、技術は見て盗めと職人様は申しますので、眺め比べ技術の違いを模索しております。先生にもそういう迷子の時期はあったのでしょうか?できれば、迷子センターから放送を流して、私の歩く道を示してほしいくらいです。


 最近のカクヨム荘についてですが……

 祭りを計画して楽しんでいると騒音迷惑と言わんばかりに、見ず知らず物から張り紙をされ、住人たちが声を上げて大変なお祭り騒ぎになりました。私は直接的には関係なかったのですが、第1騒音野郎として名を挙げた過去を持つ者なので、ちょいと話を聞いたり、気にしないでと声を掛けたりしていました。


 そこへ、鶴の一声!!

 運営さんから「ガタガタ騒ぐな!!祭りスペースを作ってやるよ!!だから、仲よくしろや、ドアホ―!!」と一喝され、みな静かに過ごしております。えらい男前な対応を運営さんがとりました。私も後ろで「そうだ、そうだ!!」とサクラを演じております。


 そして、第二回小説コンテストが22日から始まります。

 これは、カクヨムの名物イベントになりつつあるものです。メインイベントと言っても過言ではない。そういう、大規模な祭りが開催されます。住人のみんなも物語の準備をして、参加を楽しみに待っているみたいです。スタートダッシュを切るのは、誰なのか?できれば、カクヨムオンリーでお願いしたいものです。


 P.S

 迷子になりつつも、楽しい毎日を過ごしております。

 寒い中、体調を崩されることも多いので、先生も体をご自愛ください。

 元気で年を越したあかつきには、お年玉を楽しみにしております。封筒様が立派に立つ姿をお見せ頂きたい。では。


 平成28年 初冬

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