40.無為無策の境地に至りました。

 拝啓、先生。

 ご無沙汰しております。


 最近、何か掴みかけた感覚を持ちつつ、手放したり遠のいたり、種をまいては芽が出ぬものを刈り取る日々です。感覚的なものに答えを求めるのは、雲を手でつかむようなもので、無為無策の境地であります。


 PVというお水はちょこちょこ確保しつつ、飢えをしのぎ、力を蓄えています。たまに、何のために書いてるのか見失うこともあり、自分のためなのか読者のためなのか……両方大切なので両立しなければならないのを見失います。


 読んだ人を楽しませることが大切であり、自己満足だけではいけないと肝に銘じております。そんな、私はキモイ?


 先生は昔仰いました。

 作品の完成というのは、読者を持って完成すると。読者が楽しんだ時こそ、作品が完成するのだと。多くの読者を喜ばせることが完成と歓声への近道だと。


 まったく持ってその通りです。

 私はひとりよがりだったみたいです。読まれる方への配慮を失念しておりました。皆が気持ちよくページを閉じれるよう、日々努力していきます。模索を続けます。才能がないと嘆くより、努力を続ける方が気が楽です。


 そして、諦めることは簡単だけれど、続けるほうが難しいということ。


 出来得る限りの力を尽くそうと思います。


 最近のカクヨム壮についてですが、コンテストが賑わってない?どうにも、星の価値が高騰して誰も星をあげないような、そんな感覚を覚えます。2000人読まれても、91人しか星をくれない。しかも、全て3ではなく、1や2も混じります。意外と読者は手厳しいのかもしれません。手を動かさせる程の感動を与える術は、皆無なのやも。まぁ、読書家が集まるので手厳しいのも頷けます。


 ただ、それでも心折れない住人を私は誇らしく思えます。月いちの拾い上げを期待して、頑張ってる人も多いみたいです。頑張れー!


P.S

 もうすぐ、冬ですが野菜が高騰しており、鍋が活躍の機会を失い、寂しそうです。どうか、ご慈悲を。野菜という生贄を。



平成28年 晩秋

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