21.複雑な気持ちがあるのは、私が生きているからやもしれません。
拝啓、先生。
色々あって、複雑な気分を味わっております。
夏の気候とよく似ているかもしれません、気持ちいいような、悔しいような、やる気が出るような、掴みどころがない気持ちです。夕立にさらされているのに、どこか気持ちよくて、スッキリした感じがあります。
表現の難しさというものにも直面しております。どうしたら、自分の思っているものを正確に伝えられるか、どの言葉を選択すればそれが正しいのか。単語をたくさん、覚えて、
先生は言いました。
「言葉は時と場所を選ぶ」と。どの場所を選ぶかも決まらっておらず、言葉を選ぶのは先になりそうです。自分だけの言葉の色を模索し、造語し、作品に塗りたくっていく。そうして、出来たものはどこか
けど、勝負に負けても、気持ちがいいというのはいささかダメなのやもしれません。どうして、そんな気分なのかは自分でも不思議でわからず、どうしたいのかだけは見えている。結果だけ見え、過程は不透明です。私の人生は。
人が生まれた瞬間にできるものが人生。
人が生きている瞬間を表したものが人生。
人が生み落とすものもまた人生。
作品も人生というものに置き換えられるのかもしれません。
P.S
カレーじゃなくて、蕎麦が食べたくなってきました。
末永く先生とお付き合いしたく、蕎麦を食べに行きたいです!!
平成28年 盛夏
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