GIDとしての人生。その中で起こる辛い出来事の数々、葛藤、無理解。そういったものを扱うエッセイ。
個人的には、「僕」が職場の人間に受けたストーカーの話が印象に残りました。職場の人間関係を円滑に進めたいがために、様々な人と仲良く接しようとする「僕」に対し、その関係を不純なものと勘違いし、激しく咎めた上、ストーカー行為を働くようになるなんて……
25年の人生といえど、その何倍にも値する、相当濃いものだったのではないでしょうか。これから先、娘さんとともにどのような未来を生きていかれるのか。第三者ながら、どうか、幸せなものであってほしいと願ってしまいます。