初めて読む作品の筈なのに懐かしい感じがした。
80話辺りで懐かしさの正体がわかった。
それはア〇ギの解説回を見ているときの気分だった。
読んでいて地の文の語りに共感できれば作品に没入できると思う。
大魔王就任式でノーマルモードと魔王モードの両方を目撃されているのに後の設定でノーマルモードが大魔王だと巷に認知されていない等の矛盾はあるけど世界観はしっかりしているので場面をイメージしやすい。
敢えて気になる点を一つだけ挙げるならセナビア魔法学園のメンバーは主人公を居ないもの扱いしていたのに急に慣れ慣れしくなるのが気にかかる。
しかもアヴァロンで合流する時点でも蔑称のアンノーン呼びを止めない辺り、ダクリア勢に聞かれたらヤバいのではないだろうか。
とりあえず28話までしか見てないけどキャラ、特に主人公の感情の変化が多過ぎて「あれ?さっきこう言ってたのになんで?」という矛盾のようなものが多すぎる。
例えば学園で反撃できるけどしないって言ってたのに結局反撃してたり、ウンディーネ戦の時前屈みになる容姿だが今はそんなことは考えられないって言っておきながら水龍の名前で戦い中に笑ったりしてる。そして、ウンディーネが水で出来ていて物理効かないし魔法も内部破裂に使えないって理解してから、何故ウンディーネ担当を攻撃手段がほぼないユアにしたのか。そしてウンディーネに降伏を促すユアはレイピアを首に突きつけて言うとるけど、水だから物理効かないこと忘れたんか?って思った。自分が思い描く「結果」を意識しすぎてそれまでの経過で「何故こんな行動や判断をしたのか」についての根拠が薄過ぎる。読んでて?が頭に出てき過ぎて感情移入できない。