9/24 再レビュー
定期的に、まるで発作のような感覚で読みに来たくなる。
まさに奇作中の奇作である。
好きだ、その一言です。
墓尾嬢、永遠なれ!!
たぶん、世界はこの作品を中心に『猟奇ウィルス』に感染していくのだろう……
7/9 レビュー
いやー、好きだー。
シュールなネタなのに、ネタの荒ぶり方が半端ない!
なんだ、このパワーはどこからくるんだ?わからんがとにかく好きだ。
黄金のシュワシュワした飲み物を呑みながら読んでたら、逆流して鼻の奥が痛くなった(笑)
このお嬢様にプロポーズしたくなったけど、お父さまに真夏のオホーツク海で蟹エサにされそうだから、泣く泣く諦めます(涙)
別作品から独立した小説、とありますが、元を知らなくても楽しめます。というか大爆笑できます。や、僕は元ネタ作品も既読ですけど。
丁寧な語り口が可愛らしい、深窓の令嬢風な女子大生の私生活をありのままに書いているのですが、よく読むとイロイロおかしい(笑)。
父親が蟹工船(密漁)やブランド品工場経営(偽造)していたり、女の子自身も黙っていれば美人なのに突然江戸川乱歩の小説を暗唱し始めたり(パノラマ島奇談を全部覚えてるってどんな子だよ!)、毎日ニンニクやニラやキムチばかり食べてて猛烈に臭かったり、大学で教授に質問攻めして授業を台無しにしたりなど、残念すぎる美人っぷりがもう、抱腹絶倒。
挙げ句の果てには恋人(と勝手に思っている)の自宅へ不法侵入しては、プレゼントを置いて帰る…怖いよ! 愛が怖いよ!
本人のメルヘンな一人称と、そこから想像できる現実との落差が面白すぎます。
こういうのを書ける人って、尊敬するなぁ…。