主要メンバーは恋する理系女子と、その弟の二人。
二人の掛け合いが、ただのプリン作りには思えなくて、まるでギャグのようにテンポよく物語が進み、気付けばあっという間に読み終えてしまいます。
言ってしまえば、姉弟でプリン作りに奮闘しているだけ。だけど、時おり入るお姉さんの様子に関する描写から、きっと彼氏の事が大好きでしょうがないんだろうな、って思えるような表現が散りばめられていて、恋愛物語として少しキュンとするところもあります。
そして、ラスト。
弟君から勇者の称号を得た、彼氏のプリンに対する感想。
彼氏さんは、それがプリンだと分かって、そんな感想を言ったのでしょうか?
器が大きい彼氏なのか、それともとんでもない天然なのかも……。
物語には直接登場してこないものの、何となく存在感大きなって勝手に思いました。
とても笑えて胸キュンもある。
そんな物語だと思いました。