前話 『ある屋敷で…』

ロンドン。ケンジントン・アンド・チェルシー区メリック・アルドヘルム宅。


「その話。本当なんだな?」


銃を持った少女が座り込んでいる家の主人。メリックに銃を突きつけ問いかける。


「あぁ!間違いない!先日脱走を図った人間兵器がイルフォードの基地に確保された!」


座り込んでいる男は青ざめた顔で言う。すがるように彼は続けて


「もういいだろ!見逃してくれ!」


と少女に命乞いをする。齢9歳の少女に這いつくばりながらも許しを請うた。

命乞いをされた少女は銃を下げず、口角をあげニヤリとし


「残念ながら無理な相談だな。私の目的は変更はない」


最悪な答えをのべたあと少女は引き金に指をかけ、彼の頭を打ち抜いた。

脳幹を突き抜け、即死である。高級な白い絨毯は真っ赤に染まった…

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反逆幼女‐トゥリズンロリータ‐ @sirosuzu

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