Webページ制作

自殺サイトに入り浸る様になり、そうなる事で、周囲に迷惑をかけたりもするんじゃないかと気にする様になった私。


だったらば、と自分で自分のサイトを作ってしまおうと思うに至った。


自分のサイトだったら入り浸っても、誰に文句を言われる筋合いもない。


そう思ったのでした(笑)


そして私はネットを利用して、Webページ制作の勉強を始める。


WebページはHTMLという特殊な言語によって書くというものだった。


そうなんです。


今、ご覧になっている、このページも皆さんが普段ご覧になっているページも、全てHTMLで書かれているんだよね。


勿論、画像や動画はまた別に用意はしなければならないけど、それをどの様に表示するかは、HTMLで書いて指示をしなければならない。


とにかくWebページは、実は文章で出来ているんだよね。


これは本当に私にとって、目から鱗が落ちる思いがしました。


要するに、別に特別なツールや特別な技術が必要な訳ではないのです。

 

必要なのはテキスト編集ソフトだけ。


そしてテキスト編集ソフトは恐らく、どの端末にも最初から入っているでしょう。


後はHTMLの決まり事を覚えさえすれば、誰でもWebページは作る事が出来る。


勿論、特別なツールとしてWebページ制作ソフトを使えば、HTMLを覚えなくてもWebページを作る事は出来るみたいなんだけど、それであってもソフトがHTMLを書いてくれているだけの事なのです。


そしてHTMLを覚える必要はなくとも、そのソフトの使い方を覚えなければならないでしょう。


結局、何かは覚える必要があり、それなりに勉強が必要ではある。


しかし、いずれにしろ、そんなに難しいものではありません。


そして私はHTMLを勉強しながら、自分のサイトを作り始める。


すると、これが面白い、面白い。


それまで、そんなに真剣に文章を書いた事は無かった。


学生時代に宿題で仕方なく書いた読書感想文。


その後、一つだけ、詩を書いた事がある程度だった。


要するに、文章で何かを作った事が殆ど無かったのです。


だから、書く事が楽しいなんて、それまでは思った事も無かった。


HTMLは文学的な文章とは違うのかもしれないが、HTMLで書かれた文章が画面にWebページとして表現される。


そして自分の書いた文章が、Webページとして画面に表示されるのを見て、率直に感動をした。


更に、書く事がこんなに楽しい事だったなんて、と知る事になったのです。


そして私はWebページ制作に、どんどんと嵌まっていく。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る