怖い話 綺麗な月 その三
無「でも」
無「そもそもの話ですが」
無「個人情報を出さないことに気をくばる人って、今どき珍しくないですが」
ア「そうですね」
ア「実際、私自身もSNSアカウントで本名を出して活動しています」
無「インターネットで匿名性が重視されたのは、外ではできない話をしたい人々がメインだった時代でしょう」
無「別に犯罪というわけではなく」
ア「ええ、ここのように怪しいオカルトの話題などの、偏見を持たれやすい内容はインターネットに向いていた」
無「でしょう」
無「それでも自分は本名は使っていませんし、メールアドレスも未公開です」
無「ブログなんかに顔写真や住所を平気で公開している人、いくらでも見つかりますよ」
無「念のため、今回のアドバイスはありがたいと思っています」
無「しかし不真面目な怖い話とどうつながるのか、まったく想像もつきません」
ア「どうか気を悪くなさらないでください」
ア「無駄愚痴さんに責任があるトラブルではありませんから」
無「つまり……トラブルが起きた、ということでしょうか」
無「そういえば月が綺麗ですね、という言葉で思いだしたことはありますが……」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます