第13話:三人称複視点

 私が多用します。

 三人称単視点を章や話単位で切り替える方式です。

 最近は、ほぼこれで書いています。

 なんとなく、これが一番、受け入れられやすくも感じているからです。


 たとえば、拙作レムロイドでは、主人公とヒロインたち、たまに敵キャラと三人称単視点の特定キャラクターを切り替えて書いています。


 これはやり過ぎると、非常に視点が飛び飛びになりますので、かならず一区切りをつくってスパンと切り替えるようにしましょう。


 また気をつけないと、「主人公は知っているけど、ヒロインは知らない」ということを「ヒロイン視点」の時に書いてしまったりするミスも生まれやすくなります。


 ただ、上手く使うと、主人公たちが知らないことも書けますし、多方面から心情を描写することもできます。


 また、拙作レムロイドのような変態主人公をヒロインたちの視点で観察するように描写することができ、「変態だなぁ」と思うヒロインたちに感情移入させることで、主人公の変態を認識させることができます。


 主要登場キャラが多く、別行動したりする話の場合はお薦めできます。

 慣れると一番、扱いやすいと思っています。

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