第12話:三人称単視点

 はい、本命です。

 これが一番、お薦めしやすい。

 サンプル小説は、この形で書かれています。


 特定キャラクター、たとえば主人公。

 そのキャラに張りついて、そのキャラの見たもの、キャラの心を語っていきます。

 時には、キャラと一体化するぐらい入りこんで、地の文を書くことができます。


 一人称との違いは、地の文が特定キャラクターの語りじゃなくていいということです。

 つまり、描写がしやすくなります。


 ネックと言えば、一人称と同じような視界にないものは書けない、特定キャラクターの分からないものは書けないということでしょう。


 また、慣れないうちは、完全に一人称と区別するよう、地の文に主人公の台詞が紛れこまないようにするといいでしょう。


 まちがえて、他のキャラの心情とか書いてしまったりしなければ、視点もぶれにくいので初心者には一番お薦めできると思います。

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