経緯10:5年半ぶりの電気ショック。
娘が小学校に進学した年の、12月上旬の平日。
朝の7時頃に、着替えを準備していた旦那君が突然「うわっ!」っと大きな声を出したました。その声に驚いて「どうしたの!?」と見に行くと、尻もちをついた状態で、旦那君が一言「作動した~」……と!
慌てて、各所方面に連絡をしました。まず病院に、事の次第の説明と診察の手配を。次に会社へ欠勤の連絡し、旦那君が先行して病院へ。
旦那君を送り出した後、うちの実家に連絡し、母に来てもらうようお願いしました。
娘がまだ1年生だったので、鍵は持たせていなかったので……。
すぐに母に連絡が付いたので、急いで私も病院へ向かいました。
病院に付くと、旦那君の診察はもう始まっていて、処置室へ直接通されました。
旦那君ですが、ベッドに寝た状態で心電図のモニタリングをしつつ、処置室にいた循環器内科の先生に診察してもらっていました。作動した時の状況や、過去の作動時の状況、その日の体調などを説明していたら、不整脈がタイミング良く(悪く?)出てきまして……。
時々不整脈は出ていたのですが、大体10~30秒位で収まっていました。でもその時の不整脈は、いつものとは違い、5分経っても収まらず……最終的に、抗不整脈剤を点滴し、ようやく収まりました。
ブルガダ症候群は、薬によっては不整脈を誘発させてしまうものもあり、使う場合は気を付けなければいけないそうです。
この時のICD作動は、ちゃんと確認はしていない(不整脈が長く続いて作動の要因を聞き忘れました)のですが、たぶん頻脈が長く続き、抗頻脈ページングでもそれが収まらなかったことで除細動が入ったのではないかと思います。
意識下での除細動は、これで2回目でした。
今回、不整脈がハッキリと出たので、2週間分の抗不整脈剤が処方されました。
今までもちょくちょく不整脈が出ていたので、将来的には不整脈の方も治療していく方向になりそうだと感じました。
あと、この日の検診で驚いたことがひとつありました。
旦那君を診察してくれた先生ですが、ちょっと前に海外で研修していたとのことでした。
その際の指導医が、『ブルガダ症候群』を発表した当の先生だったそうで、なんだか凄い! と思いました。
ブルガダ症候群は1992年に発表された、比較的新しい心臓病なので、この症例を報告した医師が現役でご活躍されてるのだなと思うと、感慨深かったです。
実は、このちょっと前頃から病院を転院する方向で、主治医と話を進めていました。
この日から約2週間後の12月下旬、この病院では最後となるICD定期検診があり、長らくお世話になた先生とも、お別れになりました。
3代目のICDはモニタリング(無線)機能付きのICDだったので、その機能を使うかどうするかなどは、新しい病院で話し合うことになりました。
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