備忘録03

最初の植え込みの時に「次にICDを植え替える時は、娘の幼稚園の入園頃だね」とか話していたので、まさかこんなに早く入れ替えることになるとは思いませんでした。


今回のようなICD圧迫壊死感染は、レアなケースだと説明されました。

先に書いた通り、旦那君の場合は皮膚が弱くまた普通の人よりも薄いそうなので、なってしまったのだろうと思います。

筋膜化に入れたことで、その後はこの時みたいな感染症などは起こっていないです。



この2年間に私達が学んだことは、やはり家族の大切さでした。それから、お互いにしっかりと話し合う事。

今でもそうですが、旦那君とは、ブルガダ症候群の事やICDの事について、結構頻繁に話し合います。自分達のこともありますし、それ以外のこともあります。

娘の将来についても、どれ程の影響があるのかは分からなかったので、これも色々と話し合いました。

この頃に医師から聞いた、ブルガダ症候群の原因だったり、なりやすさだったりですが、三割が遺伝、三割が先天性、三割が生活習慣、残りは不明とのことでした。

旦那君の場合は、遺伝の可能性はかなり低いようでした。近い親戚で、不整脈が原因で亡くなった方がいないようでしたので……。



結局、この病気であることからは、逃げられないし、どうにもならないのだと思っています。誰が悪いのでもないし、誰のせいでもない。もちろん旦那君のせいでも。

日常の中にブルガダ症候群やICDの事を受け入れてしてしまえば、そんなに辛いことも、苦しいことも、さほどなかったです。

慣れてしまえば、まぁどうにかなるのかなぁ……って。

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