第4話 ペアレンタル コントロール

仕事が終わり、駅で、ホームへ向かってる途中、17歳くらいの女の子が

「お兄さん、栗田翔くんのサイト見れないの」と、四吉に声をかけてきた。

四吉は彼女の画面をのぞき込むなり、「ペアレンタル コントロールだよ」と言った。

「ぺ、ペアレンタル コントロール?」

「そうだよ」

「なにそれ?」

「君の親権者などが、君がエロサイトとか、ポルノとかを見れなくしたり、課金及び有料アプリの導入が出来なくしたり、使用時間を制限したり、その他の設定を変更したりするときに使うんだ。親が子供にスマートフォンをあげるときによく使われるよ。」

「だけど、なんで翔くんが…」

「ああ。それは、ペアレンタルコントロールに、異性とつながれなくなる機能があるんだよ。」

「へぇーでもママもパパも、ペアレンタルコントロールしてないって言ってたよ」

「他に、信用がおける人の設定とかはした?兄とか、姉とかは?友人は?」

「私は一人っ子だし、友達とは、SUZIじゃなくてSanjung(数字界のSNSの1つ)繋がりだし…」

「なら、学校はどう?」

「うーん 旧如月高等学校だけど?」

「もう一回言ってもらえる?」

「旧如月高等学校」

「あ、あとで調べておきますね」

「あの、そこでSUZI ID と、パスワード聞かれたんだけど。

そん時私、Sanjungしかやってなかったの。だから学校のパソコンで作ったの。

パスワードも先生が決めた。」

四吉は、確信した。

ペアレンタルコントロールは、学校によってかけらたのだと。

四吉はそのことを伝えてから、Sanjung IDを教えてもらい、家へ帰った。

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数字物語 @suziyonyon

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