読まれる実感がまるでないまま、読者のことを考える。
9200総PVありがとうございます。
第1話も1300PV近いので、「1クラス40人として約34クラス……ベビーブームの中学校ひとつ分かよ」とおののきました私です。
まあ、ページビューはアクセスした数値だから。そこから読み進めるかは別だから……
来てくださっただけでもありがたいです。
読まれている実感をまるで持てないのが、申し訳ないほどに。
リアクションいただけるとまた少し変わるんですけどね。
(レビューで心内めっちゃ踊る安い奴です、はい)
敬愛する作家さんの口ぐせに、「読者のことを考える」があります。
最初これを知った時、私は実にやさぐれました←
だってさーだぁってさーあー。
私の一番大きい障害は「想像力」なんですよ?
妄想繰り広げるほうとは違う、実用的な想像力。
すなわち、相手の立場から考えること。推測していること。
画面の向こうで、紙面の向こうで、読者が何を知りどう感じているか、把握していること。
目の前でなければ読まれてることすら実感を持ちにくい私に、なんという無茶ぶりでしょうか。
これまでの内容について話しかけられたらびっくりする自信ありますよ。
そのくらい、書いたものを読まれる現実感が私には薄いのです。
受け手の理解を考えながら物が書けない。
文章書きとしては難儀な性質です。
少なくとも、ライターや記者の仕事は無理でしょう。
けれど。
「読者のことを考える」。
それは、読み手に対して書き手が最善を果たすということ。
だから私は、自分の書きたいことを書くことにしました。
そして、読者の理解を推測できない代わりに、自分が読者になったのです。
私はいつも、書き終わったところで、全体を見直し足りない部分を書き加えていきます。
読み返すときには読者の目に近くなっているので、話さないといけないことがそこそこ見えてくるのです。
万能じゃないけどねー。
これは文学サークルで合評をやったり、小論文の添削バイトをやったりした経験も生きています。
ツッコむために他人の文章を大量に読んでいくので、破綻や的外れがどういうものなのか、少しずつわかってくるんですよね。
読み返しながら、わかりにくい部分を見つけたら修正をかけていく。
それでも自分だけだと防ぎきれない面はありますし、どうしてもひとりよがりになるところもあります。
なので、とっておきの技を併用します。
あなたに書くのです。
さいわい私は1対1なら、かなり違和感を抑えることができます。
どこに行ってもひとりは仲良しを作れましたし、文通をしていたこともありますし、作家を目指して多少の本は読んできたので、1対1想定での語りには慣れているのです。
私はあなたに語ります。
私とあなたに語ります。
画面の向こうで、この画面を見ている、あなたに向かって語り書く。
いつも読んでくれてありがとう。
読んでもらえてる実感が持てなくてゴメンな。
……まるで、瓶詰めの手紙を流すみたいに。
そうして、今日も実感のないまま書くのです。
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