崖の上の非行少女



 崖の上の非行少女



〝あの崖の向こうで、春日部耀らしき人を見た〟

 それが彼女の最後の目撃情報だった。

 大連盟の盟主、春日部耀が行方不明になって一か月。

 フラリと姿を消した春日部耀を探しに来ていた黒ウサギと〝六本傷〟のシャロロ=ガンダックは、箱庭の南部にある山岳地帯にやってきていた。

 樹々の生い茂る山岳地帯は拓かれておらず、道は荒れた獣道がちらほらと見て取れる程度しかない。人里から千里以上離れたこの場所には、足を運ぶだけでも一苦労だ。

 黒ウサギは山岳の林を軽やかな足取りで抜け、崖の上で周囲を窺う。

「耀さんの目撃情報があったのは、確かこの辺り―――」

「ちょ、ちょ、ちょっと待ってってば! 黒ウサの姉御にそんなに早く走られたんじゃ、追いつけないからーッ!」

 ウサ? と、ウサ耳を傾げて後ろを振り返る黒ウサギ。

 シャロロは林の中腹辺りで汗を垂らしながら必死に黒ウサギの後ろを着いてきていた。

「あやや………! す、すいません。少し気が逸っていたようなのです!」

「いや、まあ………無理もないっすけど。主権戦争まであと少しですもんね」

 息を切らし、猫耳を掻きながら苦笑いをするシャロロ。

 黒ウサギはウサ耳を伸ばして強く頷く。

「そうなのです! 我々〝ノーネーム〟が優勝するためには頭首である耀さんの力が必要不可欠なのは自明の理! ………なのに突然、フラリと姿を消してしまって。〝主催者〟兼〝参加者〟の我々としては気が気ではないのですよ!」

 ムガー! と怒耳で天を衝く黒ウサギ。

 シャロロは苦労性の彼女に苦笑いを浮かべて頬を掻く。

「ははあ、それはまた難儀っすね。まあ、うちら〝六本傷〟としては同盟関係にある〝ノーネーム〟が勝ち抜いてくれると助かりますからね。協力は惜しみませんぜ!」

「YES! とっても助かるのですよ!」

 尻尾を伸ばして快諾するシャロロと、ウサ耳を伸ばして頭を下げる黒ウサギ。

 東側の〝ノーネーム〟と、南側の〝六本傷〟。

 この両者のコミュニティの縁は先代から続く長いものだ。

 南側に土地勘があるシャロロに道案内を頼んだのはそのためだろう。特に今回二人が探しに来た人物は、彼女たちが所属するコミュニティの大連盟の盟主でもある。太陽主権のゲームに出場するには必要不可欠な人材なのは間違いない。

 逆廻十六夜が箱庭に帰るのが何時になるかわからない以上、現状の最大戦力とも呼べる女性である。是が非でも連れ戻さねばならない。

 シャロロは目的の崖を上り、その頂に立って周囲を俯瞰する。

「………ん? 近くから水辺の薫りがしますね」

「生活痕を探すのなら其方に向かうべきしょうか?」

「まあ、基本っすね。でも他の幻獣の匂いもしますから、慎重に行きましょ!」

 崖から飛び降りるシャロロ。何せ春日部耀は、淑女というより文明を身に付けた野生児だ。前回フラリと失踪したときは獣か何かに見間違えるほど泥まみれだったという。

 麗しき侍女頭はその姿を見て「父親に一番似て欲しくない所が似てしまった!」と嘆いたという。

 歩幅を緩め辺りを窺うように水辺の方へ歩いていた二人は、やがて見えてきた巨大な植物を目の当たりにして同時に声を上げた。

「うわ………! なんだアレ!?」

「蔦の檻、でしょうか?」

 黒ウサギが神妙な顔で告げる。山岳の溝にあった湖を覆うように、その巨大な蔦の檻は生え茂っていた。

 シャロロは蔦に触れるとしげしげと観察しつつ、眉を顰める。

「これは西洋木蔦セイヨウギツタっすね。何かの恩恵で巨大化させられてるみたいですけど。こんなに大きく成長させようと思ったら結構な手間だと思うんすけど………」

「その手間をかけるほどの封印、と考えたほうがいいのかもしれませんね」

「ういっす。こじ開けますか?」

「あ、それはやめて」

 その時、蔦の檻の中から声がした。

 聞き覚えのある女性の声に黒ウサギはピンとウサ耳を伸ばし、蔦に駆け寄る。

「よ、耀さん!? 中に捕まってるのは耀さんですか!?」

「いえす。実はユニコーンの復興に手を貸して欲しいって、お願いされてきたんだ。けど………密猟者の罠に掛かって、こんな感じに捕まっちゃった」

 蔦の檻の向こうらかしょんぼりした声がする。黒ウサギはウサ耳を跳ねさせて驚いた。

「な、なんと。耀さんを封印してしまえるほど罠を仕掛けられる密猟者がまだ下層に居たとは………」

 黒ウサギは驚きで言葉を無くすしかない。

 蔦の檻に捕まっている彼女―――春日部耀は、現〝ノーネーム〟の頭首にして箱庭最大の連盟の盟主でもある。今やこの神々の箱庭でも一目置かれる人物の一人だ。その彼女をこうして捕らえられるほどの密猟者が転がっている筈がない。

 そう考えていたところに、蔦の中から別の声―――ユニコーンの一頭が声を上げた。

『此の度は我々の一族がご迷惑をおかけしています、黒ウサギ殿』

「あやや!? その声は何時ぞやの!?」

『はい。旱魃の化生に襲われていたところを助けられたユニコーンです。東の〝階層支配者〟の就任、真におめでとうございます。再建の為に足を運んでいて望外の喜び。世の中にはどんな縁があるかわからないものですね………ですが、今回もまた我々は多大な迷惑をかけてしまったようだ』

 申し訳ない、と心苦しそうに呟くユニコーン。彼らの角には治癒の力があり、心無い密猟者には常に命を狙われている。安住の地を目指してこんな山岳地帯にまで足を運んだというのに、あっという間に密猟者に見つかってしまったのだ。

 ユニコーンたちの心労は計り知れないだろう。

『我々を庇わなければ、耀様がこのような小癪な罠にかかることはなかったでしょう。それ故に口惜しい。一体、何と詫びれば………』

「仕方ないよ。気にしないで。相手の罠が優れていただけだよ」

 ユニコーンの鬣を撫でて慰める耀。

 シャロロをは猫耳の裏を掻きながらしげしげと蔦の檻を見る。

「しかし腑に落ちないっすね。春日部の姉御ならこんな蔦の檻を破ることぐらいわけも無いでしょ? 何か訳アリですか?」

「うん。多分その辺に檻の仕組みを書いた羊皮紙があると思うんだけど………シャロロなら読めないかな? 私には読めなくて」

「私? 黒ウサの姐さんじゃなく?」

「そう。其処に書かれている文字、前に見せてもらった言語ににてるから。猫族ケット・シーのシャロロなら読めるかなって」

 ははあ、とシャロロは猫耳を立てて前に出る。

 彼女は様々な言語を収めるとされる猫族の血を引く者だ。中でも彼女の血筋は猫族の中で最も著名とされている猫族の一人でもある。

 その〝六本傷〟の主力である彼女なら、と見込んでのことだろう。

「そりゃ確かに私の出番ですね。ちょいとお待ちを。すぐに翻訳しますんで」

 蔦の檻の前に立ったシャロロはゴソゴソと荷物を置いて文面の翻訳に取り掛かる。黒ウサギは蔦の檻の向こうに居る耀に近づいて問うた。

「耀さん、ご無事でよかったのです。心配しましたよ?」

「ごめんね。もう一日待っても誰も来なかったら力づくで抉じ開けるつもりだったんだけど………此れもやっぱりギフトゲームだから。クリアして勝つのが王道かなって」

 そうですね、とウサ耳を立てる黒ウサギ。

 如何なる方法を用いても勝つ、などというのは弱者にのみ許された論法だ。

 組織の上に立つ人間には其れは許されない。

 自身に恥無し、憂い無しと言い切るゲームメイクが出来ねば真の意味で人心を掴むことはできない。東側の〝階層支配者〟である彼女には戦いの質が求められる。

 そういう意味でも、一度救援を待っていたのだろう。

「耀さんらしくていいと思うのです。それでこそ我らが頭首なのですよ!」

「ありがと。でも読めない〝契約書類〟は、ちょっと狡いと思う。これ許されるの?」

「許されます。ギフトゲームでは読めないほうが悪いのです。………が、珍しいですね。箱庭の世界は史実の逆算、〝全ての言語は最終的に統一される〟という概念によって文字の類には〝統一祖語の恩恵〟が必ず使われている筈ですが」

 箱庭の世界には様々な時代・種族が招かれる。

 本来なら言葉を交わす事など不可能なはずの彼らが意思疎通が可能になっているのはこの恩恵が常に箱庭の世界を包み込んでいるからである。

 人類史は最終的に一つの言語によって集約される。

 偏在時空、第三点観測宇宙である箱庭が結果論オメガからの逆算を行い形にしたのがこの〝統一祖語の恩恵〟である。

「まあ、読み書きができないと幻獣とのゲームが成り立たないよね」

「YES! そういうわけで、〝読めない文字〟というのはそれそのものが恩恵である可能性が極めて高いのですが………如何ですか、シャロロさん?」

 読めそうですか? とウサ耳を傾げる黒ウサギ。

 文面に目を通していたシャロロはその声に猫耳を貸さず、極めて真剣な表情で読解に勤しんでいる。普段は底抜けに明るい彼女がこのような表情を見せるのは珍しい。

 指先で何度も文字をなぞったシャロロは独り言のようにつぶやく。

「文字の象形はケルティックに近い………でも、知らない象形文字だ。オガムでもルーンでもない。女性を意味する西洋木蔦を使っている点から、術者は女性と推測できるのかな………なら、この象形は〝ゴート〟の類語か?」

 半信半疑で文字をなぞるシャロロ。

 しかし、何も起こらなかった。

「………反応ないな。読解したら誰でも読めるようになるものだけど。となるとコレ、初めから読解できない性質があるのか? なら………いや、まさか………!!? 〝読めない文字〟じゃなくて〝観測できない〟文字ってこと―――!!?」

 にゃんてこったい!!?

 と、猫耳を跳ねさせてシャロロは勢いよく立ち上がった。

「ちょ、ちょっと姉御ッ! や、やばいっす! 大発見です!!! こ、こ、これ本物の消失祖語ロスト・ランゲージの一つですよ!! し、しかもコレ、紀元前二〇〇〇年級のケルト祖語ですッ!!! 超々級にレアな代物ですよ!」

 飛び跳ねて驚くシャロロをしり目に、はてと小首を傾げる耀。

 対照的に、黒ウサギはウサ耳を同じように伸ばして驚いた。

「消失祖語………!!? は、話には聞いたことがございます! 人類史の発展と共に後の時代に使われなくなり、観測不可能になった人類の祖語の一つ! 神代が成立する前後の時代に使われていた古代の祖語でございますか………!!?」

「そうです! 現在のケルト祖語は紀元前八〇〇年が最古とされていますが、このケルト祖語は明らかにそれより以前の代物! 〝来寇の書〟の真典がに相当する時代の文字ですよ!」

 箱庭の世界では〝観測不可能になった者は霊格を消滅する〟という大原則が存在する。此れを俗に〝ノーフォーマー〟と呼ぶのだ。

 例えばシャロロの言う〝来寇の書〟はキリ○ト教の伝来とともに改変されたケルト神話の偽史書のことである。この偽史書はキ○スト教信者によって他宗教の取り込みを行う為に改変されたケルト神話の物語であり、その思想が反映されている。かつて春日部耀たちが〝煌炎の都〟で経験したギフトゲーム、〝クーリーの牛争い〟もその一つだ。

 この様に後世の語り部たちによって改変された結果、真の歴史が観測不能になった物―――人類史の中で焼き尽くされた文明や歴史、或いは到達不可能となった未来が〝ノーフォーマー〟に相当する。

 だが―――本来なら、それらは一度失われれば、箱庭では観測不可能なままのはずなのだ。耀は自身のギフトカードに書かれた〝ノーフォーマー〟の恩恵を見つつ首を傾げる。

「でも〝ノーフォーマー〟って、観測できないから〝ノーフォーマー〟なんだよね? それがどうして箱庭に存在してるの?」

 至極最もな疑問に黒ウサギも頷く。

 シャロロは猫耳と人差し指を立て、〝観測不可能な文字〟について持論を述べた。

「春日部の姐さん。如何やらこの狩猟ゲームは箱庭の黎明期に作られた、超古代の代物だと推測できます。其れが何時しか消失祖語となって力を失っていたとおもうんですよね」

「そう。それで?」

「恐らく、何かをきっかけに消失祖語はその力を取り戻した―――しかも、極めて最近の出来事によって。此れはつまり〝観測できなくなった文字〟が〝観測可能な時間流に変わった〟のかもしれません。何か巨大な〝歴史の転換期〟があったのではないですかね?」

 時世の移り変わりにより、観測不可能な文字が、観測可能な文字に変わった。

 黒ウサギは何かに気が付いたように手を叩いた。

「もしかして、我々が魔王アジ=ダカーハを倒した時に………?」

「きっとそうですよ! 姐さんたちが魔王を倒したときに極大規模の〝歴史の転換期〟が起きて、〝来寇の書〟の真典が発見される時世に変わって祖語の最古が変わったんすよ!今は主権戦争の開催で次期が定まってないから、読めない文字のままで固定されてるのではないかと!」

 おおー………と、感心した声を上げる春日部耀。

 まさかこんな短時間で〝観測不可能な文字〟の謎を解くとは思っていなかったのだろう。流石は南側の〝階層支配者〟に就任するだけのことはある。

 シャロロは鼓動を高鳴らせて尻尾を振り、文面が書かれた〝契約書類〟を抱きしめる。

「古代ケルト文明は強い女性の社会だったと聞き及んでます。黎明期から残る恩恵ということは、女神クラスの祖霊が残した〝契約書類〟に違いないっす! 此れを持ち帰って研究すれば私たちの〝主催者権限〟―――〝Der gestiefelte Kater〟《長靴を履いた猫王》を強力にできるはず!」

 うにゃー♪ と、尻尾を振って喜び回るシャロロ=ガンダック。

 一方、春日部耀は顎に手を当てつつ重要なことに気が付いた。

「………いや、ちょっと待って。つまりこのゲームが読解不可能っていうのは変わらないんじゃない?」

「うん? ………あ、そうっすね」

 一転して静まり返る一同。読解に必死で解決策を練るには至らないとは、やはり新米の支配者であることには変わりないらしい。

 いやそもそも今の考察が正しければ、この文字を読み解く方法は皆無という結論になる。

 春日部耀は深いため息を吐きつつ、ユニコーンたちに声をかけた。

「………ごめんね。やっぱり水場ごと破壊するしかないみたい」

「はい!?」

「にゃんですと!?」

 黒ウサギとシャロロが驚きの声を上げると、ユニコーンは苦々しい声で蔦の檻の中の状態を告げる。

『実は………この巨大な蔦の檻はこの湖に根を張り、破壊されると水を吸って再生する仕組みになっています。蔦の檻を破壊するということは、湖を涸らすことと同義なのです』

 耀が蔦の檻を破壊することを躊躇っていた最大の理由が此れなのだろう。

 再建の為に来たというのに、此れでは何のために足を運んだのかわからない。ユニコーンが住む場所には必ず清らかな水辺が必要なのだ。

 漸く見つけた水辺を手放せばまた彼らは流浪の旅に出ざるを得ない。

 だが事情を察したシャロロは、猫耳を立てて豪快に笑った。

「なんだ、そんな事っすか! ならうちの〝アンダーウッド〟に来たらいいじゃない! 事情が事情ですし、みんなに話を通しておきますよ!」

『………よろしいのですか?』

「勿論っすよ! 私、此れでも〝六本傷〟の主力なんで! 誰も嫌とは言わせないさ! 密猟者から守ることもできるだろうしね!」

 グッと親指を立てるシャロロ。密猟に苦しめられてきたユニコーンにとって人里で暮らすというのには抵抗があり〝六本傷〟に相談できなかったのかもしれない。

 困惑するユニコーンの背中を押すように黒ウサギは静かに告げる。

「ご安心を。〝六本傷〟は〝ウィル・オ・ウィスプ〟と同じく、我ら〝ノーネーム〟が最も信頼する同盟コミュニティ。きっと良き同士として受け入れてくれるでしょう」

「うん。他の馬の幻獣もあの辺りで住んでるから、きっと仲良くなれるよ」

『………わかりました。命の恩人である耀様と、〝箱庭の貴族〟である黒ウサギ殿がそういうのであれば我々はそれに従います』

 意を決したように頷くユニコーン。

 春日部耀は己の両頬を叩き、胸元から〝生命の目録〟を取り出して気合を入れた。

「よし! そうと決まったら、こんな蔦の檻なんて吹き飛ばしちゃおう!」

「YES! 我々も退避しましょう、シャロロさん!」

「了解! ………とと、その前に。姐さんの火力じゃ〝契約書類〟ごと破壊されちゃうから、コイツは持って離れないと―――」

 グイ、と羊皮紙を引っ張るシャロロ。しかし〝契約書類〟を持ったままシャロロが数歩離れると、途端に〝契約書類〟は動かなくなった。

「………へ?」

 グイグイ、と引っ張る。しかし一向に蔦の檻から離れる気配がない。

 一方、春日部耀は〝生命の目録〟を変幻させ臨戦態勢に入る。

 灼熱の気配を悟ったシャロロは、血の気が一斉に引く予感がした。

「ちょ………ちょっと待って耀の姐御! 私、まだ逃げてないっすから―――!!!」

 叫ぶシャロロ。

 無視する春日部耀。

 右手に金翅の炎を宿らせた彼女は、〝生命の目録〟と同時に、他の恩恵もその手に持つ。

 其れは世界樹を喰らうというとある蛇龍の牙。二つの恩恵を重ね合わせるように構えた春日部耀は、全身から金翅と黒炎を放って吼える。

「新兵器の試し打ち………丁度いい機会だ………!!!」

「待って! ホントに待ってッ!!! 私まだ逃げてないっすからッ!!! あとこの〝契約書類〟は燃えたら代えが利かないっすから!!! 超貴重文献なのでいやちょっとマジで待てってッ!!!」

「そっか。頑張って守ってね」


 無茶言うなッ――――!!!


 という絶叫と共に、蔦の檻の中から巨大な陽炎が立ち昇った。

 其れは黒龍だったのか、其れとも神鳥だったのか。

 樹々を焼き尽くす極炎に巻き込まれたシャロロは自身も切り札を展開したものの、その実像を見ると同時に全身大火傷。何とか即死を逃れた彼女は、ユニコーンたちの角の力で一命を取り止めるのだった。

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ラストエンブリオ 短編集 角川スニーカー文庫 @sneaker

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