文章を書く・自分にメールを送る

 Ⅱの3レコーディング精神安定法とやや重複しますが、ノートとかブログやmixi・facebookなどに何かを書くのもいいやり方です。必ずしもレコーディング精神安定法のように自分の感情を見つめることと直接関係があることでなくても効果があります。

 文章を書くことは前頭前野(感情のコントロールをつかさどる部分)の機能を高めるのに役に立つので、日記のようなものでも、読んだ本やニュースの感想でも何かしら書けば、それなりの効果はあります。

 また、自分で自分の携帯などにメールを送る方法もあります。携帯に送れば、電車の中などでとり出して手軽に見ることができます。

 自分の例ですが、私は、特定のタイプの人を自分の父親と間違えて怒りを覚える傾向があるようです。1で書いた「影武者がいる(投影性同一視)」という状態です。

 自分の父親と似たタイプの、背が低くて神経質でお説教が好きな人が上役や同僚などの立場にいると、どうも反発心などが湧きおこることが多かったと思います。また、かなり前に出合ったそういうタイプの人のことを突然思い出して怒りを感じることもありました。

 そういう時は、こんなことをメールに書いて自分に送ります。


 お父さんとか、それみたいな人は頼りにならん。お父さんになんかいなくても生きていける。


 「それみたい」とは変な表現ですが、送られてきた(といっても自分で送ったのですが)この文を眺めていると、不思議と心が安定し必要のない怒りなどが生じにくくなります。

 自分の心理的な課題とか、大事にしたい目標などを書いて自分の携帯に送ると、手軽に見ることができ、とても便利です。

 特に大切な内容については、1度だけでなく、予約送信を利用し、忘れないように1週間後くらいにまた同じメールが送られてくるようにすると便利です。

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