銃のバリエーションについて

 今回は銃のバリエーションについて解説します。

 銃にはそれぞれ、用途に合わせたバリエーションが存在します。

 すべての銃にというわけではありませんが、最近の銃はほとんどが各種バリエーションに富んだものが多いですね。

 そう、例えばライフルのM16で言えば、現在の海兵隊が使っているM16A4やカービンモデルのM4です。

 中にはバリエーションだけで相当な数がある銃も多く、そのすべてを把握しきるのは容易ではありません。

 映像などで登場する銃は個人的にカスタムされた物や数種のパーツを組み込んだものがあるため、さらに特定が困難ですね。

 皆さんに知ってもらいたいのは、銃は専門家でも把握しきれないほどバリエーションに富んだものがあり、ゲームや漫画に登場するものはそのごく一部だという事です。

 特にゲームなどではほとんど一般的なモデルしか登場せず、それだけですべての銃を知るのはほぼ不可能です。

 私も、あ、これ○○かな?って思ったのが実はその派生型だったりなんてのはいくらでもありますからね。


 バリエーションの傾向としては、スタンダードモデルをコンパクトにした物や、軍用・民間用、競技用などが多いですね。

 さらにその軍用民間用といっても、そこからさらにいろんな用途で分かれるのでややこしいです。

 M16を例にして、少しバリエーションを紹介していきます。



『M16』


 初期のモデルです。

 現在では当たり前になったボルトフォアードアシストやケースディフレクターが無いものですね。

 このころのM16は弾倉も20発の物で、小さく真っ直ぐな物でしたね。



『M16A1』

 

 M16に改良を加えたものです。

 ボルトフォアードアシストを加え、枝に引っかかる等の理由から銃口についたハイダーを先が割れたチューリップハイダーと呼ばれるものから円筒形のバードケージハイダーに変更したものです。

 


『M4』

 

 M16をカービンモデル、短銃身にしたものですね。

 現在ではこれの派生型を様々な軍隊が使用しています。



『Mk18』


 色々と改良点はあるのですが、M4よりさらに銃身を短くしたもの……みたいな風に覚えてもらえれば大丈夫です。

 これもMod0やMod1など数種類あって、見分けが難しいですね。



『Mk12』


 M16またはM4を狙撃銃として改良したものです。

 ボルトアクションライフル等の狙撃銃には精度で劣りますが、マークスマンライフルとして十分な性能があります。専用の弾薬も開発されていますよ。



『C7』


 コルトカナダ社が作ったM16です。カナダ軍が使用しています。

 ぱっと見は変わりませんが、細部や弾倉の形状などが変更されています。



『HK416』


 ドイツのH&K社が作ったM4といった感じの銃ですね。

 重いですがM4と比べ様々なところが改良されています。こちらもたくさんの派生型があります。



『AR57』


 何を思ったのかPDWであるP90の弾を撃てるように改造されてしまったものです。

 P90の弾倉をそのまま使えるようです。



『SR-16』


 ナイツ・アーマメント社が製造したM16です。

 オプションパーツを装着できるようにレールが組み込まれ、カスタムがしやすい銃になっています。

 


 これでも一部なのですが、M16系は民間用軍用とたくさん種類があり今も増え続けているので全部覚えるのは大変ですね。

 使用用途に合わせて改良され、そこからさらに派生型ができるなど一つの銃でも数十種類というバリエーションがあります。

 そういったバリエーションを調べてみると、一風変わったものを知ることができたりして面白いかもしれませんね。

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