手榴弾について
今回は手榴弾の解説です。
グレネードでも、ハンドグレネードの方ですね。ランチャーから発射するタイプは今回は省きます。
手榴弾といっても様々なタイプに分けられ、攻撃を目的としたものから非殺傷型のものまで色んな種類があります。
多くのものは、安全ピンを引き抜き、レバーを外して投げるものになります。もちろん違うやり方の手榴弾もありますが。
あと、レバーは投げる時に勝手に外れるので、自分から外す必要もないです。
レバーが外れなければ起爆しないので、ピンを抜いたままレバーを握ることでそのまま携行することも可能ですが、レバーは少しでも力を緩めると外れてしまう危険があるので、ピンを抜いたらすぐに投げた方がいいでしょうね。
また、安全ピンは結構硬く、歯で引き抜くことは難しいそうですよ。
ここから、種類別で手榴弾の紹介をしていきます。
『防御型手榴弾』
フラグメンテーション、つまり爆発で破片を飛ばし、それで殺傷効果を狙った手榴弾です。
破片手榴弾とも呼ばれますね。
投げる側の人が安全な位置から投げつけるため、なるべく被害範囲の広くなっているからそういわれるらしいです。
『攻撃型手榴弾』
コンカッションという方が分かる人もいるでしょうか。
破片ではなく、爆発そのものの衝撃波で攻撃する手榴弾です。
ドイツ軍が使っていた柄付きのものが有名でしょうか。
防御型よりも範囲は狭いですが、こちらは水中で爆発させることで、ダイナマイト漁の様に水圧によって敵を攻撃することが可能で、水中にいる敵も殺傷が可能です。
『非殺傷型手榴弾』
敵を殺傷させるのではなく、無力化することを目的とした非殺傷型の手榴弾です。このタイプは複数ありますね。
まず1つ目が、爆発すると、激しい爆音と閃光で一時的に相手の視覚や聴覚を奪うスタングレネードです。
これは非殺傷型ですが、稀にショック死などを引き起こす場合があるので注意です。
また、前述した2つと違い完全に本体が爆散するわけではないので、ヒューズなどを交換して筒の部分は数回再利用可能なものもあります。
2つめが、スモークグレネードです。
これは煙を出し、目標の指示や敵から身を隠す際に使用します。
煙が色付きのものもありますね。
3つめが、ガスグレネード。
催涙弾ですね。催涙ガスが吹き出し、咳や涙、嘔吐まで引き起こす作用があります。
あとは焼夷弾でしょうか。
これは攻撃用ではなく、何かを燃やして破壊したり焼却目的で使用します。
これで手榴弾についての解説は以上です。
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