こんなファンタジーが読みたかった!冒頭から一気に引き込まれました。壮大な世界がここに広がっています。読み易い文体にはリズムと格調があって、ル・グウィン(ゲド戦記)やサトクリフ(ともしびをかかげて)を彷彿とさせます。気高く優しい王太子アルナーは、まだ自分の隠された力を知りません。わたしも忠誠を誓って、この世界を救う旅について行きたくなりました。紙媒体でじっくり味わいたい作品です。
15歳まで王太子として何不自由なく暮らしてきた主人公アルナー。 ある日不意に、父王から隣国との要塞へ行くよう言い渡される。 不審がりつつも一行は要塞へ出立。その行く手には―――― 一方主人公が不在の時、歴史の陰にしか存在しないはずの魔術師が登場。『アルナーを返せ』と王に迫る。 隣国同士の戦乱、多くの出会いを通して主人公がどう成長していくか。 また隠された来歴にどんな秘密があるのか楽しみ。 小細工なしの、骨太なハイファンタジー、ぜひどうぞ。
歴史が好きなので楽しく読めました。ファンタジー設定についても、これからどんどん色々と出てくるのが楽しみです。
文章もわかりやすい。とても読みやすかったです
描写がわかりやすく、面白い。続きが楽しみ。
細かい描写で飽きにくい文体ですが、文字ばかり並んでいて長さ的には改行がこまめに欲しいかな?と感じました。まだまだ序章ですが、これから期待しております。