第420話 後嗣問題(Ⅶ)

 有斗は子煩悩だったようである。

 オフィーリアは待望の王の長子ということもありちやほやされたからか、人見知りしない愛嬌のある子に育ち、誰からも愛された。

 しかも有斗によくなつき、何かと側にいたがるので可愛くて仕方がなかった有斗は玉座に座ったまま、よく膝の上にのせて一緒に遊んだという。

 これをしてオフィーリアは「私は玉座に座ったことがある」と生涯の自慢の種にした。正確には有斗の膝の上に座っただけだったのだが。

 だが女人の身で、しかも王位に即位することなく玉座に座ったというのは長いアメイジアの歴史でも、そうそうあることではない。

 その僭越の是非がとやかく言われることはあるが、自慢に値するだけの法外なことであることは間違いない。

 そのかわいがりようは尋常でなく、片時も傍を離さなかったという。歴史家に有斗王の生涯の恋人はセルノアでもアエネアスでもセルウィリアでもなく、オフィーリアであったと揶揄やゆして書かれるほどであった。

 それは同世代の人々も内心では思っていたのか、「この子はわたしより陛下に取り入るのがうまい」とウェスタが嫉妬交じりに言ったという言葉が後世に伝わっている。

 これだけ聞けば仲睦ましい家族の風景のひとつであるようだが、実はこの行動は当時、大きな問題となっていた。


 先ほど玉座に座った膝の上にオフィーリア乗せたと書いたが、これはすなわち有斗が執務室に我が子を連れ込んでいたということである。

 少しでも我が子と接していたかった有斗は、オフィーリアがつかまり立ちを始めるようになると執務室の一角に敷物を敷き柵を巡らして、オフィーリアが安全に過ごせる一角を作ったのだ。

 待望の子ということもあり可愛がる道理は分かるが、国の命運を左右する重大ごとを相談に訪れた官吏が、執務もそこそこに王が子供と戯れている姿を見てどう思うかという視点が欠けている。王と共に国を支える官吏たちの矜持きょうじを踏みにじる行為である。

 それにこれでは王としての権威も何もへったくれもない。忠勤を励もうという気がなくなろうというものだ。

 それにこの話が曲がった形で巷間に伝われば、王は子供と遊んでばかりで真面目に政治を行っていないと、王が、ひいては朝廷というものが民から失望されてしまう。

 おごそかな儀式や無用とも思える数々のしきたりで朝廷の権威を見える形に作り上げている官吏たちの努力が台無しである。

 しかも幼いオフィーリアは悪気が無いとはいえ、たびたび大事な公文書を玩具にし、口にくわえてよだれでべたべたにしたり、手形を付けて遊んだり、はたまた破いたりしてしまった。

 その度に公文書は書き直さなければならないし、政治もその分だけ遅滞する。

 とはいえ、この時にオフィーリアが悪戯して破棄された文書を右少史が持ち帰って秘蔵されることで、数少ないこの時代の公文書として、また唯一の有斗王の宸筆(とオフィーリアの手形)が後世に伝わるきっかけとなった。

 だが、それは別の話であり、朝臣たちには何のかかわりあいもないことであった。

 これにはさすがに温厚な朝廷首座を預かるマフェイも見過ごせないことと考え、朝臣一同を代表して公式に抗議を行うことにした。

 といっても王の不興を買いかねない、そういった嫌な役目は全てラヴィーニアにお鉢が回ってくるのが通例である。

 この件もご多分に漏れず、朝臣一同の強い推薦をもってラヴィーニアが担当することになった。

 ラヴィーニアはいつものように王の執務室に赴いた。そして早速、用件を切り出した。

「陛下、お話があります」

「中書令、何かな?」

 返答だけは明朗だったものの、膝に抱いたオフィーリアと遊んだまま顔すらも上げない有斗をラヴィーニアはぎろりと睨みつけた。

「臣は大事な話を陛下としているのです。天下よりも赤子が大事だと勘違いしておいでで無いのでしたら顔を上げていただきたい」

 いつにも増して険しいラヴィーニアの声に有斗は驚いて顔を上げた。

 愛しい我が子と遊ぶことに尚も未練を残す様子を見せる有斗に、ラヴィーニアは懇々こんこんと道理を説く。

 オフィーリアは暫定の王位継承者ではあるがあくまでも暫定に過ぎないこと、そしてなによりまだ道理もわきまえぬ赤子であること、すなわち政治に参画する能力と資格に欠けている。

 執務室とは王が万民のために官吏と政務をとるための神聖な場所であって、決して子供の遊び場ではない。

 例えオフィーリアを執務室に入れて王と過ごしたとして満足な政治を行えたとしても、その行為は、政治を共に諮る官吏たちへの侮辱であり、政治の良し悪しをその身に受ける民への冒瀆ぼうとくに当たる。臣民を失望させないでほしいというものだった。

「戦国を鎮めたという陛下の比類なき功績をたった一人の子供のために失うのは、まさに千慮せんりょ一失いっしつと申せます。また後世の王への悪い手本となりかねませぬ。ぜひご再考いただきたい」

  有斗はラヴィーニアの言葉にも怒ることなく、物わかりのいいところを見せた。

「中書令の言うことは至極もっともである。早速にでもそうするであろう」

 有斗はその場で女官に命じると、有斗の膝の上から抱いてどかせられて泣きわめくオフィーリアを執務室の傍らの策で囲われた一角に閉じ込めさせた。

「ご賢察です」

 それでも執務室に子供を入れていることには変わらないのだが、何はともあれまずは前進である。少なくともこれで重要な書類を二回書くという無駄な手間はなくなるのだ。ラヴィーニアは満足げにその場を後にした。

 ・・・が、肝心の別の要件を言うことを忘れていたことを思い出すと、頭を軽くたたきながら道を引き返した。

 実はそちらのほうが政治的に複雑で重要な案件であり、メインの案件だったのである。

 そもそも王よりも忙しい身なのである、よほどの緊急を要する案件でない限り、たった一つの軽度の案件で有斗に相談に行くことはない。

 だが執務室に戻ったラヴィーニアが見たのは信じられない光景だった。

 柵内に隔離したはずのオフィーリアを膝の上で抱き抱えて有斗が玉座に座っていたのだ。

 むき出しの感情を隔そうともせずに厳しい目で睨みつけたラヴィーニアに、有斗は罰の悪そうな目線を向けた。


 こういうわけで王の権威や官吏の自尊心にとって、オフイーリアを溺愛しすぎるが故の有斗の行動は大きな問題となったが、後世に生き、直接の関わり合いを持たない人々にとってはさほど大きな問題とはならない。微笑ましいエピソードのひとつである。

 後世の人々にも関わり合いのある問題はオフィーリアが女であるということだ。

 戦国の世になったきっかけは王位継承問題が女系か男系かで揉めたことが根っこにあったとは前に述べたと思う。

 とはいえ今の時点で有斗が死ねばオフィーリアが後を継ぐことになるのは男系相続に煩い関東の朝臣たちも認めざるを得ない。なにしろ有斗の子どころか血縁はこの世にオフィーリア一人だけなのである。他の選択肢が無い。

 似た先例がないわけではない。二人目の天与の人である武帝がそれに当たる。

 武帝は天与の人として王朝を作ったというよりは、先帝の娘と婚を通じることで高祖神帝の作った王朝を継ぐ形を取った。新たな天与の人といえどもスムーズな権力継承を図るためには、先代の天与の人の血を引く娘と結婚するという権威付けが必要だったのだ。

 もちろん、この場合はこの後、新たな天与の人である武帝の直系男子が後を継ぐということでサキノーフ以来の伝統は守られたので問題はない。

 が、この歴史的事例もサキノーフの血という視点から見れば、王位の継承は先帝の娘を挟んで行われたという見方も抗弁できなくはない。

 だがやはり少し苦しい見方で、論理が飛躍しすぎてると言えよう。

 つまり有斗の後をオフィーリアが継ぐということは、現実問題から考えると他に選択肢は無いので仕方がないとしても、正当な権力継承としては若干の疑問符がつかざるを得ないのである。

 そういった先例を崩していいというのなら、いっそのこと王が天与の人の子孫である必要でないのではないかという考えにたどり着く者が出てもおかしくない。何事も些細な蟻の一穴から崩れ落ちるものである。

 新たな王朝の二代目という権力継承の重大な時期に、そういった不安定な要素はなるべく排除したいと朝臣たちが考えるのは至極当然であった。

 何より子供が一人では万が一のことが起きたときに慌てふためくことになる。王政という政治体制にとっては常に王位継承者のスペアは必要なのだ。

 そこで廷臣たちはまたまた動き始める。

 子供が生まれたということは少なくとも有斗は種なしではなかったということである。そして男女には生物学的な相性もある。

 下世話な言い方をすれば畑を変える、つまりもっと繁殖力が旺盛な別の女性という選択肢を増やすことを王は考えるべきではないかという議論である。

 だがその意見を有斗はことごとく退けた。

 前にも書いたが有斗は二人で満足していたし、これ以上、後宮で厄介ごとが起きるのは御免蒙りたいところだったのである。

 こうなると朝臣たちの頼みは王ですら動かすことができる陰の実力者、中書令ラヴィーニアになる。

 だが皇女が生まれるまでは朝臣たちと共同歩調を取っていたのに、これまでと違って肝心のラヴィーニアがどういうわけか前言を翻し、「陛下の御気持ちを大切にしようじゃないか」などと急に有斗の肩を持ちだして同調せず、朝臣たちは肩透かしをくらう形となった。


 一方、そういう動きを知っている有斗は、セルウィリアやウェスタにはなるべく気苦労をかけまいとそういった話はなるべく耳に入れないようにしていた。

 とはいえ、人の口に戸は立てられぬものである。自分が知っているように、口さがないおしゃべり好きな女官たちによってそう言った噂は彼女たちに伝わっていると思わざるを得ない。

 有斗がオフィーリアを溺愛し、ことあるごとに名を口にするのはオフィーリアという存在がいることを臣民に印象付けるという政治的な意味合いもあるのだ。

「陛下、大切なお話があります。わたくし、お褥を辞退いたしとうございます」

 だから、セルウィリアに再びこう言われた時には少し意外だった。

「また? その話は前に決着したじゃないか。今はオフィーリアがいる。セルウィリアが気にすることは無い」

「いえ・・・その・・・」

「朝臣たちが何を言ってきても気にすることは無いよ。内緒にしていたけど実は僕に腹案があるんだ」

 セルウィリアどころかオフィーリアの母であるウェスタにも隠しているのだが、この時点で有斗はラヴィーニアと一つのはかりごとを水面下で秘密裏に画策していた。

 といっても誰かを抹殺しようだとか陥れようだとかそういった物騒な話ではない。

 謀とは一人の男を東京龍緑府に呼び寄せただけである。

 その男は官吏として下級なだけでなく、吏務の才も平凡で何かを成し遂げたとか、見事な見識を持っているとかいうわけではない。官吏としては取り立てて見どころの無い男である。

 だいたい、そういった人材はラヴィーニアやゴルディアスといった実績ある俊才、あるいはルツィアナをはじめとした新進気鋭の官吏たちで有斗は既にこと足りるのである。

 だがその男には他の余人には代えがたいある特徴を持っていた。

 それはその男がサキノーフの血を引き、関西王朝の王位継承権を持つということである。

 だが王位継承権を持つとはいえ、関西王朝時代は当時の当代であるセルウィリアとは相当な遠縁であり、セルウィリアの目からも関西朝廷の官吏の目にも入らぬ取るに足らぬ存在に過ぎなかった。

 王位継承権を持つとはいえ、それはあくまで形式上に過ぎず、彼よりも上位の王位継承権を持つ人物がごろごろいた当時は、本人も含めて誰一人として王位のお鉢が回って来るとは思っていなかった。

 だがそれがゆえに白鷹の乱にも関わることなく、有斗が王になった後も変わらず一地方の下級官吏として大過なく過ごすことができた。

 だが時が流れ、彼より上位の王位継承権保持者たちも関西王朝と関東王朝との戦い、白鷹の乱、あるいはその後の戦乱に巻き込まれ落命しており、気付いた時にはバアルのような行方不明の者を除いては、もはや子孫は望めぬ老人だけになってしまっていた。

 彼には親が健在であったから王位継承権はその下になるのだが、このままセルウィリアが子供を産まなかったら、いずれその男は関西王朝の正当なる王位請求者となることが確実視される立場になっていた。

 とはいえ今更関西王朝の復興など望むべくもなく、本人はこのまま地方で一生を終える心づもりであったようだ。

 だが重要なことはもう一つあった。その男は家庭運にも恵まれ、三歳と一歳の男の子が二人いたということである。


 いつものように仕事を終えて彼は早々に帰宅する。

 子供の顔が見たかったし、忙しい中央に呼ばれたとはいえ吏務の才の乏しい彼には重要な仕事は割り振られず、やることも少なかったのだ。

 田舎暮らしが長かったせいか未だに慣れぬ王都の人通りの多さにうんざりしながらも、仕事終わりの解放感に満たされて足早に小さな我が家に向かった。

「レカペノス殿か、話がある。少し付き合わないか?」

 街中で突然、女性の声で名前を呼ばれたことに驚き、レカペノスは周囲を見渡した。

 その声が傍に止められた馬車から投げかけられたものだと知って興味をそそられる。

 だが馬車からこちらを窺う小さな少女の顔を見た途端、彼は心が急速にしぼんでいくのを感じた。

 その少女は彼のような卑官でも知悉ちしつしている顔だったのだ。顔の持ち主は中書令のラヴィーニアである。

 相手は天与の人である王すら、謀略で一時は王都から放逐したという稀代の策士である。彼とは生きている世界が違った。

 平たく言えば気味が悪く、関わり合いになどなりたくはない。

 だがあからさまに無下にするわけにもいかない。彼とラヴィーニアとでは官位に格段の差があり、なにより天下の中書令である。万が一にも相手の感情を害したら後難が怖かった。

 促されるままに馬車に乗ったレカペノスの目に別の男の姿が映った。馬車にはすでに先客がいたのだ。

「陛下だ」

 ラヴィーニアがあまりにも無造作に言い放ったために、レカペノスの頭が事の重大性が理解できるまでしばらくの時間を要した。

 一瞬、目の前の男は王の偽物で、これが何かの策謀であるということも思い浮かんだが、自分のような端役に天下を動かす中書令がわざわざ策謀を巡らす理由が無い。

 つまり目の前の男は本物の王であるということだ。

 ラヴィーニアがわざわざ王宮から王と共に自分に会いに来たということを理解し、背筋が凍った。

 関西の王位継承権を持つとは言うものの、本流からは何世代も前から外れており、裕福な生まれでもなく心情的には市井の一市民なのである。

 レカペノスは王に対する当然の対応として、狭い馬車の中にもかかわらず平伏しようとした。

「大仰な礼は不要だ。王というものは供の者も連れずにこのようなところに来るはずがない。そうだろう?」

 王は噂通り、上下関係に無頓着で鷹揚な人物であるらしい。レカペノスは好印象を抱いた。

「はぁ」

「そなたとは今後について大事な話をしておきたいと思っていたのだが、表立って会うわけにはいかぬ理由があるのだ。このような礼を失する形を取ったことを許してほしい」

「・・・はっ」

「そなたには男子が二人いると聞く。しばらく先の話になるがそのうちの一人、見込みのあるほうを後宮に出仕させる気はないか」

「は・・・はぁ」

 王の話に未だついていけない様子のレカペノスにラヴィーニアが有斗の話をかみ砕いて助け舟を出した。

「鈍い男だな、そなたは。そなたの子は女一の宮様の御学友となられるということだ」

「は・・・はぁ?」

 これがレカペノスの子供が神童として知られているとかなら、王の子の学友としては相応しく出仕するのも分かるのだが、愛しい我が子ではあるがいかんせん二人ともまだ幼い。まだ海のものとも山のものとも分からない子を学友として希望する、それも王直々のたっての願いとして希望するなど、レカペノスの理解の範疇はんちゅうを超える話で当惑はますます深まった。

 再びラヴィーニアが助け舟を出した。

「内親王の学友と言えば、長じて後も内親王府の役職に就くなど、その関係は一生涯続くものだが、今回は更に場合によってはその後のことも考えることがあるということさ。そなたにとっても悪い話ではないが、まだ公にするには早いとは思わないかい? 特に裳着(成人)後の女一の宮様とそなたの息子がどうなるかについてはね」

 自分の息子が学友という立場だけでなく、女一の宮の将来の配偶者の候補として選ばれたということレカペノスはようやく理解した。

「・・・・・・・・・・・・はっ!」

「このことは他言無用とせよ。そなたの息子たちに悪い虫がつかぬように気を払うが好い。そなたもよくよく考えて付き合う相手を選び身を慎むことだ」

 オフィーリアがもし将来王位に就くことがあるとするならば、その配偶者と親族は巨大な権力を得ることにもつながる。政治を曲げるような存在になってはならないと有斗は大きく釘を刺すことも忘れなかった。

 有斗はもしオフィーリアが王位を継いだ場合に、そのさらに次の世代でサキノーフの血を引く子供に継ぐことによって王位継承の正当性を少しでも担保しようと計画していたのだった。

 とはいえその話は例えセルウィリアであっても今は公にする話ではなかった。有斗は抽象的に腹案があるから大丈夫であると言うしかない。


「陛下、お気持ちは嬉しいのですが、そういうことではありません」

「ん!?」

 セルウィリアは恥ずかしそうに俯いて、小さな声で有斗に途方もなく大きなことを告げた。

「わたくし、子供を身籠ったようです」

 有斗は声にならない大きな嬌声を上げるとセルウィリアを両手で抱きあげ、その場をぐるぐると回った。

「へ、陛下。危のうございます」

 そう言うものの、セルウィリアはとても幸せそうだった。


 その知らせは直ぐに公のものとなり、もはやセルウィリアとの間の子は望めぬものと思っていた関西出身の官吏や信心深いアメイジアの善良な民を喜ばせた。

 しかもその二か月後、今度はウェスタが懐妊したという知らせまで飛び込んできたのである。

 これまでの苦衷が嘘のような、立て続けの慶事に後宮は沸き立った。

「嬉しいことは続くものだなぁ」

 有斗はオフィーリアの遊びに付き合ってあげながら、呑気に人としての幸せを噛みしめていた。

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