第168話 割に合わない返礼

「なんだてめぇは!?」

 予期せぬ闖入者ちんにゅうしゃに当初こそ気押けおされていた彼らたちだったが、現れたのがたった一人の男だと分かったことで幾分心にゆとりが生まれた。

 時には傭兵団、時には山賊という彼らの筋骨たくましい肉体から見ると、有斗の体は貧弱そのものに見える。

 こっちは五人からいるんだ。何をとち狂ったかしらねぇが、女一匹取り戻すために命を懸けるとは馬鹿なやつだ、と彼らはほくそ笑んだ。

 だがよく見ると顔は冴えないが、着ているものは悪くない。鎧だけでも売ればそこそこまとまった金になるような上物だ。どこぞの世間知らずの貴族のおぼっちゃんというところか、と山賊たちは判断した。

 ならばいっそ好都合だ。こいつも捕まえて身代金を取ってやればいいだけだ。

「おいおい剣の使い方を知っているのか、坊主? バターナイフとは違うんだぜ?」

 明らかに馬鹿にした表情で有斗に近づき、その目の前で剣を左右に振って挑発する。

 大丈夫、と有斗は自分に言い聞かせる。男が剣を振る速度は、普段アエネアスやベルビオの素早い剣を見なれている有斗にとっては、落ち着いてやれば百回やっても百回成功する程度の速度でしかないはずだ。

 その動きを目で追いつつ、有斗は口の中で数を数えてタイミングを図り、一歩近づくと剣を振るった。

 キイイイイイィィィィィイイインン。

 金属がぶつかりこすれあう甲高い音を鳴り響かせ、有斗は目の前の男の剣を弾き飛ばした。

 本来それは胴払いをされた時の対処法の一つ。

 剣を相手の剣の下にいれ、下から振り上げて剣を跳ね飛ばすと同時に剣を持つ相手の指を狙う技。

 だが、やはり練習でやるのと実践では大違いだった。有斗は踏み込みすぎた。相手が胴払いを全力でやっていたなら有斗は傷を負っていたかもしれない。しかしそれがかえって幸いした。有斗の剣は相手の剣を跳ね飛ばしただけでなく、手首の少し上あたりを切り裂いた。

 男はひい、と情けない声を上げてその場にへたりこんで、血の吹き出す傷口をもう一方の手で押さえながら後ろへと後ずさる。

 この時代の兵士に何より必要とされるものは何か?

 それは言うまでもない、他人を平気でその手で殺せる胆力である。

 弓は熟練した技量が無ければ使えない。となると新兵は槍か剣ということになる。敵として現れる人を、目の前で人間から"単なる血と肉の塊"にしなければならないのである。どんなに力が強くても、どんなに素早くかわせても、どんなに華麗な技をくりだそうとも、相手を殺せなければ戦場では何の意味も無い。まずそれありきだ。隊列の組み方、前進後退、武器の使い方などを教え込むのは二の次だ。

 傭兵とて同じだ。先輩から教えてもらえることなどせいぜいが武器の効果的な使い方、隊列の組み方、号令での統一行動くらいのものである。剣技などの個人技を極めようとする人間は極少数だ。

 それに剣技を持つ者の間でも、試合、一騎打ちなどの一対一という特殊な状況で己の強さを見せ付けるために使う程度だ。多数対多数の集団戦は部隊が一体となって行動することが何よりも求められる。戦場ではまず見ることができない代物でもあった。

 だから、有斗が繰り出した複雑な技は、それを初めて見る彼らからしてみれば魔法のようにも見えたのだ。

「野郎・・・っ! なめたまねをしやがる!」

 仲間の血に山賊たちの目が据わる。人を殺すことを躊躇ちゅうちょしない凶悪な目だった。

「囲め! 囲んで一斉に切りかかれば、妙な技も使えねぇ! 殺すつもりで斬りかかるんだ。死んでもかまわねぇ!」

 囲むようにじりじりと回り込む様子を見ても有斗は冷静だった。

 男たちは必要以上に警戒し、有斗に対しておっかなびっくり距離を取っている。一足一刀の間合いではない。

 ならば・・・!

 回りこまれるとやっかいだ、とステップを踏んで右後方に下がると、くるりと旋回して、右側から回り込もうとする男に一気に近づく。そして剣を軽く相手に見えるようにフェイントで少し突き出す。男は慌てて剣を振ってそれを払おうとした。

 有斗はそれを待っていた。そのまま相手の力を利用しつつ手首を切り返し相手の剣を横へと流すと、相手は体が開き大きく隙が出来る。手首を再度切り返して男に斬りかかった。

 本来ならば有斗のような非力な剣士は、頭や首などの防具の無いところを狙って斬りかかるのが筋ではあったものの、命のかかった白兵戦の経験が一切無い有斗にそこまで求めるのは無理な相談だった。むしろ相手の体に当てただけでも褒めるべきレベルなのだ。

 とはいえ皮製鎧の上から斬りかかった一刀は相手の肩口の鎧を寸断し、傷を負わせ出血させる。

 鎧が斬りつけた剣の勢いをほとんど吸収してしまい、大きさの割りに深さの無い傷で命に別状があるような傷ではない。

 だが激しく出血したことで、相手を怯ませるには十分だった。

 これで右からの攻撃はいっとき考えずにすむ。左にくるっと半回転し一歩踏み込むと、次の男へと剣を向ける。

 今度も相手が斬り下す剣に有斗の剣を合わせるようにぶつけ、そこで手首を返して剣を巻き上げるように空中に跳ね上げると、一気にふところに入って剣を突き出す。剣先はちょうど喉元の手前で止まった。有斗が繰り出した技と機敏な動きにいいように翻弄されたうえ、仲間の喉に剣まで突きつけられて山賊たちは動きが止まる。

 なんとかできた、と有斗は表情に出さないようにほっと安堵する。有斗が満足にできる技はこのみっつだけなのだ。ここからはもう打つ手がない。このチャンスを生かすことができなければ、白旗を揚げるしかない。

 先程からのやりとりを見る限りこいつがどうやらボスっぽい。交渉を行うとしたらこいつだ、と有斗は判断した。

「さあ、どうする? 死にたいのか? 言っておくが手加減してこれだぞ? 素直にその女を返すのなら命は助けてやるけど、どうする?」

 確か・・・こんな感じでブラフを使ったら、ラノベでは大概のことは上手く行っていた気がする・・・有斗はあれほど毎日読みふけっていたのに、最近ではうろ覚えになってきたラノベの俺TUEEEEE系主人公のセリフを思い出して言ってみた。

 言葉と違い、本当は手加減など一切していない。むしろ有斗はもういっぱいいっぱいだった。精一杯の強がりである。

 先程の剣を喉に突きつけるにしろそうだった。あれは相手をいつでも殺せるという余裕を見せたのではなく、相手を殺すことをためらったのだ。

 自分の命令で軍を動かすということは敵を殺すということだ。その覚悟はあるし、意味を理解して実行しているつもりだ。

 だけど直に自分の手で人を殺すということは、やはり平和な現代の日本に生まれた有斗だ。わかっていても実行する段になるとためらいが生じる。有斗はサイコパスではないのである。

 つまり有斗の覚悟の無さから、敵の命を奪えたにも関わらず奪わなかった。だが、有斗はそれを、相手は余裕があるから有斗があえて命を奪わなかったと解釈してくれるのではないか、と考えたのである。

 それは実際成功した。彼らにしてみれば五人を相手に少しも怯まず向かってきて、華麗な剣技を見せ彼らを圧倒した男が、実はまだ人をその手で斬った事もないなどとは、とても見抜けるはずもない。

 覚悟がないということが反対に、有斗を相当の実力者であると思わせる効果があったのだから皮肉なものである。心の中では山賊たちよりもよほど余裕が無かったのだが。

「は・・・はったりだ! こ、こいつは女の為に剣を振るうようなあまちゃん野郎だ・・・! かまわねぇ! 女の腕でも足でも刺して脅すんだ! そうすればこいつは手出しができなくなる!」

 少しでも動けば剣先が刺さる、その恐怖に冷や汗を流しながらも男は有斗を揺さぶろうとした。

 さすがは荒くれ者を手下に持つ山賊の頭、修羅場など数限りなく潜り抜けている。こういった状況では先に引いたほうが負けだと分かっていた。

 頭の言葉に一人が有斗に見せ付けるようにアエネアスに剣を突きつける。

 当然有斗もここで降りればアエネアスを助けることができないことはわかっている。少しでも動きがあれば刺すと眼光で脅すようににらみつける。

「やってみればいい。その時は一切容赦はしない。全員なます切りに刻んでやる。早く殺してくれって泣いて頼むくらいに」

「てめぇはその女を助けにわざわざ戻って来たんだ。それくらいこの女が大切なんだろう? そんなことできるわけがない・・・!」

 心の中に浮かぶ恐怖を押さえつける。逃げては駄目だと何度も何度も心の中で繰り返し呟く。逃げたら・・・セルノアと同じになってしまうのだ・・・!

「はったりかどうか試してみるか?」

「お・・・俺をれば、仲間たちが黙っちゃいねぇぜ・・・? そ、それにあの女の命だって・・・」

 有斗は剣先をさらに押し付ける。

 男の首筋がわずかに切れ、鮮血がゆっくり首筋を伝う。

「・・・ッ!」

「さあ、どうする?」

「わ・・・わかった、わかったよ。俺たちの負けだ・・・だ、だからその物騒なものを引っ込めてくれ」

「じゃあ、まず手下どもを下がらせろ」

「さ、下がれ、おまえら」

 頭に言われて男たちはゆっくりと後ろに下がり始めた。アエネアスの周りから離れたことを有斗は横目で確認する。

「よし、次はおまえだ。ゆっくりと下がれよ。剣が刺さりたくないならな」

 まだ油断はできない。体格では劣る有斗だ。一斉にかかってきたらどう考えても負けるのだ。最後まで気は抜けない。剣で顎を叩いて後退を促す。

「あ・・・ああ」

 ゆっくり下がる男の喉元から剣が離れないように、そして剣が刺さらないように有斗もゆっくりと前へ歩く。

 そして縛られたアエネアスの横を通り過ぎ、ここならもうアエネアスに危害は加わらないという距離まで山賊どもを追い払った。

「ほら、行け」

 と有斗が喉元から剣を離した瞬間に、山賊たちは全員、後ろを見せて脱兎の如く駆け出していった。

「ふん」

 有斗はまず鞘に剣をしまおうとするが、何度やっても上手く入らない。

「あれ・・・?」

 それもそのはず、有斗の手は震えていた。震える手が鞘に剣を入れるという簡単な作業すら容易にできなくさせていた。今になって恐怖が襲ってきたのだ。

 すとん、とその場に腰を落とすと、ひたいににじむ汗をそっとぬぐった。

 大きく二度、三度と深呼吸をする。まだ震えは止まらない。

 へたりこんだまま動かない有斗にアエネアスが声をかける。。

「へ、陛下。どうしたんですか? 何があったんですか!? しっかりしてください! 早く縄を解いてください! あいつらが返ってきたら大変です!!」

 そうだ・・・それもそうだ。無事追い払うことに成功したとはいえ、よくよく考えれば五対一、しかも相手は貧弱な男だ、普通に戦えば負けない、と考えを変えて戻ってくるかもしれない。

 まずはアエネアスからいましめを解いて、一刻も早くここから移動したほうがいい。

 と、立ち上がって振り返った有斗はそこにある、あまりにも刺激的な光景に驚愕し固まった。

 アエネアスがほとんど全裸に近い状況で転がっていたのだ。

 有斗もエロゲもAVも見たことはある。だけど生の女体を目にしたのは生まれて初めてだった。セルノアとは真っ暗な中だったのでしっかりと見ることができなかったのだ。

 アエネアスのスタイルの良い体とこんもりと程よく盛り上がった胸が、有斗の目を惹きつけて離さない。

「へい・・・か・・・?」

 アエネアスの声にも反応が一切ない。

 顔を真っ赤にさせて目を見開いたまま動かない有斗に、アエネアスは半分涙目になって叫んでいた。

「陛下~~~~~~!!!!」

 アエネアスの大声で有斗はようやく我に返った。

「はっ! いかん! 目の前に女の裸体があるという非現実な光景に完全に思考回路が停止してしまっていた! その裸体がアエネアスだということを忘れていた!」

「どういう意味ですかっ!」

 ・・・? 裸体を見て混乱したが、アエネアスであることを認識した結果、正気に戻った有斗に対して文句を言っているということは・・・これは・・・?

「へ? もっと僕に見て欲しいとか?」

 ならば遠慮なくガン見するぞ。アエネアスとはいえ見かけはなかなか美少女だからな。生の女体を拝めるなど非モテ人生の有斗にとってはまたとない機会だ。下手をすると二度とないかもしれないくらいだ!

 だが有斗の見当違いの認識をアエネアスは真っ赤になって否定する。

「ダメです、ダメです。陛下でもダメです!! わたしは嫁入り前の清い身体なんです! それより早く解いてくださぁい!!!」

 有斗は慌ててアエネアスの側に行き、今度こそ縄を解いた。

 アエネアスはまず縄から開放されると、何はさておき有斗を思いっきり睨み付けた。

「有斗がお馬鹿さんだとは前々から薄々感じてたけど、ここまで馬鹿だとは思わなかった!」

 有斗が勇気を振り絞って一世一代の大活躍をしたというのに、アエネアスはといえば、そんな有斗に対して褒めちぎるでもなく、よほどの時しか出ない有斗呼ばわりである。

 しかも

「馬鹿ッ!!!」

 と叫ぶや否や、なんと有斗の頬を張り倒した。

「・・・・・・へ?」

 いいことをしたと考えていた有斗には殴られる理由が分からない。頭の上に大量のクエスチョンマークを浮かばせながら殴られた頬を手で押さえる。

「馬鹿ッ! 上手くいったからいいものの、失敗していたらどうするつもり! 自分が伝説の英雄だとでも勘違いしたの!? 有斗なんかね、その辺の兵士一人ともまともに戦えない程度の腕なんだから!! 有斗が死んだら、上で戦っている羽林や私のしたことがまったく無意味になっちゃうんだよ! それだけじゃない、今まで有斗の為に戦場で死んだ全ての兵、そして兄様やアリアボネの死も無意味なものになっちゃうんだぞ!! なんでこんな無茶をやったのッ!?」

 ・・・何故やったって? それは決まりきっているじゃないか。その理由はアエネアスだけにはわかっていて欲しかったことだ。有斗はちょっとだけむっとした。

「アエネアスを助けたかったからに決まっているじゃないか!」

 有斗の言葉を聞くとアエネアスはみるみるうちに顔を真っ赤にした。

「た・・・たす・・け・?」

「僕はアエティウスに君の未来の事を託されているんだ! 君をここで見捨てたりしたら、僕はアエティウスになんと言って謝ればいいんだよ? ・・・それにもう、僕は二度とセルノアのようなに大事な人を失いたくないんだ!」

「う・・・」

 さすがにそこまで言われてはアエネアスも反語を言い返せないようだった。

「ご、ごめんなさい。私が悪かったみたい・・・陛下にあんな無礼なことまでしちゃうなんて、本当にごめんなさい。許してもらえるとは思わないけど・・・」

「いいよ。分かってくれればいいんだ。アエネアスは僕の友達だもの」

「そ、そっか、陛下は心が広いね」


「そ・・・それから、さっきの光景は忘れて!」

 先程までのまじめな顔を崩し、顔をさらに真っ赤にしてアエネアスが有斗に嘆願した。

「さっきのって・・・?」

「わ、わ、わ」

「わ?」

「わ、私の裸! い・・・いいから忘れて! 見たことを全て忘却の彼方へ追いやって! 私も野良犬にでも見られたと思って忘れるから!」

「野良犬・・・」

 これが命の恩人に言うセリフだというのか!

 ・・・まぁ、アエネアスらしいって言えばアエネアスらしいけどさ。

 有斗が不機嫌そうにぶつぶつと呟いている間に、アエネアスは急いで服だったものをかき集め、肌を隠そうとする。幸い切り裂かれた着物は、布地が完全に分断されたわけではなく、スカートを裂いて細長いひもを作って駆使すれば、なんとかそれなりの格好に仕立て上げることができたようだった。

 有斗はアエネアスが鎧をつけるまでぼんやり見ていただけだった。「手伝おうか?」と言ったら「触りたいだけじゃないんですか!?」と舌を出されて、一言の下に却下されたからだ。

 だからぼんやりと頭の中で考えていたことをうっかり何気なく呟いてしまった。

「やっぱり下も赤いんだなぁ・・・」

 うまくいったからいいものの、あんな荒くれもの相手に一人で立ち向かうとはなんて馬鹿なんだ僕は? 助けたのに何故アエネアスに殴られる? ふつ~は感謝のちゅーくらいあってしかるべきだろ!? でもアエネアスが無事でよかった・・・

 いろんな思いが頭の中で交錯するが、口から出たのは何故かそんな言葉だった。

 有斗はさっきの光景をまぶたの裏で再現していたのだ。想像するなって言うのが無理なのだ。あんな刺激的な光景を忘却することなどできやしない。有斗はいたって健全な青少年なのだから。

「下って・・・?」

 それが何のことか分からずアエネアスは一瞬きょとんと目を丸くする。

 やがて有斗が何のことを指して言っているのか理解し、顔を真っ赤にさせると、

「忘れて! 今すぐ忘れてください!! きれいさっぱり、全ての記憶を!!」

 と、有斗の頭を二度三度と軽く叩いた。

 命だとか貞操だとかいろんなものを守ってやった対価がこれか。こっちは命をかけて、勇気を振り絞り立ち向かったと言うのに、報酬がげんこつとか割に合わない。有斗は心の中で大いに愚痴った。

 でも・・・少しは感謝しているのかもしれない、とも思った。

 アエネアスは馬鹿力なのである。本気を出したら有斗など一撃でKOできる。手加減をしているのだろう。

 やがてぽかぽかと有斗を叩いていた手を止めると、アエネアスは恥ずかしそうに俯いて、こう言った。

「・・・ありがとう・・・その・・・陛下が助けに来てくれて本当に嬉しかったです。・・・ありがとうございます」

 気恥ずかしいのか有斗から目を逸らして、頬を真っ赤にするアエネアスはいつもより本当に可愛かった。

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