第166話 いつか見た風景、

 ガニメデとバアルが剣を交えていたころ、有斗たちは山中を未だ彷徨さまよっていた。

 有斗たちが入り込んだ山は想像よりも険しい山で、幾度か山の向こうへと抜ける道を探して西へと進路を向けたが、垂直の絶壁に行く手を阻まれたり、崩落した稜線にぶちあたったり、脱出できそうにない深い亀裂となった谷に阻まれたりと、どうしても西側に抜ける道を発見できなかった。

 しかもそれをなんどか繰り返すうちに、入ってきた道を見失ったのだった。

 このままではまずいと、アエネアスの心に焦りが広がる。

 これでは山を脱出するのに何日もかかってしまう。食料だってわずかばかりだ。

 ただこの山中は水系だけは豊富で、水には不自由しないのが唯一の救いだった。

「どうもここは思ったより険しい」

「・・・のようだね。戻ったほうが良くないかな?」

 やはり案内もなしに見知らぬ山を踏破するのは無謀だと思う。ハイキングコースとか遊歩道とかが整備されている時代では無さそうだし。

「一旦北か南を進み、山が低く道のりが平坦なところを見て、西へと進みます。追撃する敵の目をかわすために山に入ったんです。今更戻るのは得策ではありません」

 最悪の場合は東山道に戻らなければならないが・・・できればそれは避けたいというのがアエネアスの考えだった。

 もはや東山道に味方の部隊はいないであろう。もちろん、まだ逃げ遅れた兵士は少なからずいるであろう。だがどちらかと言うと落ち武者狩りをしているカヒの兵か諸侯の軍と出会う確立のほうが高い。

 しかしこの数ではろくに抵抗もできずになぶり殺しになるだけだった。ならば少し遠回りになろうとも人気ひとけの少ない道を行くほうがよい。

 とにかく一刻も早く河岸に出ることだ。船を捜して河を渡りさえすれば、カヒの手が伸びてくる恐怖から逃れることができる。

「・・・味方も逃げている堅田城へと向かうことにしましょう。でも今日はここらで野営します」

 少し考えるとアエネアスは北へ足を向けることに決めた。

 南へ回り込むほうが早めに山地から抜け出すことができそうではあるが、ますます味方と離れることになる。

 ならば北へと歩を進めたほうがいい。味方のいる方向へ、畿内へと近づいているという事実が疲れている羽林の兵や有斗の心に力を与えるに違いない。

 アエネアスは羽林の兵に指図して火を起こし野営の準備にかかった。

 山越えだ。とにかく疲労が貯まらないように、無理のないように少し早めに野営の準備に入る。

 助かるのは気候や植生が南部とほとんど変わらないことだ。

 南部育ちの羽林の兵の中には貧しい育ちの者もいる。体の頑強さを買われダルタロスの兵となった者たちだ。彼らは野で食べられる物を獲るすべに長けていた。行軍の中、自生している植物の中で食料になるものを目聡く見つけることができる。

 腹を満たすことができる量はとても集められないが、それでも何も口にしないよりはマシだ。

 有斗も『区分けするなら辛うじて、葉っぱというよりは野菜』と呼べるものなどを水で煮込んだだけのものを腹に詰めこむ。

 食事が終わると、当直の者以外は木にもたれかかったり、剣を枕にしてたちまち泥のように眠る。

 有斗も地面にムカデやヤスデの類が周辺にいないことを念入りに確認すると寝転び、腕を枕にしてうとうととする。

 夢うつつに声が聞こえてくる・・・当直の羽林の兵の声のようだ。

「・・・俺たち無事に帰れるのかな」

「しっ! めったなことをいうなよ! アエネアス様に怒られるぞ」

 しばし静寂の時間とき、振り返ってアエネアスの気配を探っているようだ。

「・・・大丈夫さ。山歩きで疲れている。見ろよ。皆死んだように眠っているじゃないか」

 他に誰も聞いてないことを確認して、二人は再び会話を再開する。

「そうだな・・・しかし縁起でもないことを言うなよ。想像が現実になってしまったらどうする」

「だってこれで二日、俺たちは河東の山中で足止めを喰らってしまったんだぞ。東山道を退却する王師は明後日か、遅くても三日後には堅田城に到着し、カヒの軍もそれを追って来て囲うだろう。それこそ蟻の這い出る隙間もないほどにな。俺たちはおそらくそれまでに辿り着くことはできない。河東で孤立することになる」

「・・・陛下がおられるんだ。到着した中に陛下がいないことが分かれば、きっと大々的に捜索される。その部隊と合流すればいい」

「そうだといいんだがな・・・それに、例えそうであってもまだ不安は残るぞ。地元の諸侯や住人による落ち武者狩りだ」

 敗戦で落ち延びる時、一番危険なのは敵からの追撃。そしてもうひとつは落ち武者狩りである。

 落ち武者狩りとは、敗北してばらばらになった兵たちを恩賞目当てに殺すことだ。戦闘に負け、疲れて武器もろくに振るえない兵を狩ることこそ、楽で見入りの多い仕事はこの世界には無い。雑兵の首でもそこそこ銭がもらえるし、将軍の首を取れば一攫千金も夢ではない。そして死体から剥ぎ取った武器や鎧といったものも売れば金になる。

 だから傭兵たちだけでなく農民ですら、稼ぎ時とばかりに武器を手に敗残兵を追い回す。この時代、農民とて武装している。それが数に物を言わせて襲ってくるのだ。それを防ぐ術はほとんど無いといってよい。

「街道沿いならともかく、山に逃げ込んだ兵をいちいち探すほど敵も暇じゃないだろう」

「でも東山道を行く部隊が囮だというアエネアス様の策が見破られていたら・・・どうする?」

 そう言うと二人は押し黙った。ありえない話ではない。二手に分かれた時や、山へと足を向けた時などに地元の人間に姿を見られていないとは言い切れないのだ。

 羽林の兵は見栄えが派手だ。その中に王がいるとは思わなくても、貴族と思われて襲われる可能性もある。その情報を元に今頃大規模な山狩り隊が結成されていてもおかしくはない。

 重々しい雰囲気に耐えかねて、深刻な顔を見合わして唇を閉じたままの二人に有斗はとうとう声をかけた。

「大丈夫だよ」

 寝ていると思っていた有斗に突然声をかけられて、二人は心底仰天した。

「陛下!」

 急ぎ頭を垂れる二人に有斗は半身を起こして話しかける。

「僕は運がいいんだ。数々の命の危機を潜り抜けてきたんだよ。だから今度もきっと大丈夫さ」

「は・・・!」

 羽林とはいえ王と直答できる身分ではない二人は恐れかしこまるだけだった。その二人に心配はないとばかりに明るく有斗は語り続ける。

「僕が四師の乱を落ち延び、南部に辿り着いた時は一人だったんだ。それを考えるとここには十二人もいる。十二倍さ。大丈夫、きっと帰れるさ。皆と共に王都に帰ろう」

「陛下・・・」

 そのポジティブというよりは、現実の危機を認識していない能天気さとも受け取れる有斗の言葉だったが、二人ともその言葉によって少しは気を取り直したらしい。顔には笑みが浮かんでいた。

 少しは王としての心構えもできるようになってきた、とアエネアスは寝たふりを続けつつ少し微笑んだ。

 二人の会話をアエネアスは好ましくない傾向だと思いつつ聞いていた。あれ以上ああいったことを話し続けるなら、一喝して黙らすつもりであった。

 なぜなら不安や恐怖といったものは人から人へと伝染していくものだ。恐怖や不安に一旦囚われてしまうと兵としては使い物にならない。

 それは剣を交える戦場だけの話ではない。こういう逃避行でも同じである。

 生き残れる、助かるという希望があるから山道を歩く苦労も、生き延びるための粗食も耐えられるのだ。

 ああいった負の感情を抱いたままでは、敵地から抜け出すことすらできなくなってしまうだろう。

 であるから兵士には不安を感じさせないことも王の一つの素質であると言える。

 たとえ実際の戦況がどうであれ、心の中ではどう思っているにしろ、王は常に大丈夫だという雰囲気を匂わせ、兵卒に安心を与えなければならない。民も兵士も官吏も将軍も皆、有斗の顔を見ることで全てを判断するからだ。

 つまり王である有斗はどんなに苦しくても苦しいと言ってはいけないし、辛くても辛い顔をしてはならないのだ。それは下の者を不安にさせるだけで、なにひとつとして益をもたらさない。

 であるから今回の有斗が取った行動は兵卒が不安に陥ることを防いだということになり、王として褒められるべき行動であろう。

『兄様・・・兄様やアリアボネがいなくなってどうなることかと思ったけど、陛下は少しは王らしくなってきました。今回のような負け戦の後でも、弱音を吐かずにちゃんと王らしく振舞えるようになりましたよ・・・』

 アエネアスは心の中でそっと呟くと、安心してもう一度深い眠りの中に落ちる。

 明日も一日山道を歩かなければならない。眠って英気を養わなければ・・・

 再び周囲は静寂に包まれた。虫の声と寝息とたきぎが崩れる音だけが時折響くだけとなった。

 一晩中、べられたたきぎの火は、真っ暗な山を一晩照らし続け、野の獣を寄せ付けない。

 だが、それをじっと遠くから見つめる目があることは、神ならぬ身の有斗たちである、気付くことなどできようはずも無かった。


 翌早朝、太陽が昇りきらぬ薄明はくめいの中、突然の怒号と叫び声が山中に響き渡った。

「何だ!?」

 アエネアスは枕もとの剣を掴むと足の反動だけで飛び起き、さやから抜き放つ。

 周囲は既に武装した男たちに既に取り囲まれて、当直の二人は、一人は顔に傷を負いながらも剣を抜いて立ち向かい、もう一人は太ももを強く斬られ倒れていた。

 二十・・・いや三十くらい。ばらばらの鎧、統率の取れてない隊列、傭兵・・・いや、野盗か山賊の類か・・・?

「いい鎧を着た一団が山に逃げ込んだと聞いて探してみりゃあ・・・こりゃあ街道沿いで落ち武者狩りをしなくて、当たりだったな」

 有斗が王だと気付いている・・・!? アエネアスは一瞬青ざめる。

 それならばこいつらの他にも有斗を狙って山に入っている者たちが多数いることになる。例えこいつらをここで退けたとしても、すぐにまた襲い掛かってくる連中がうようよしているということだ。ならば畿内へ脱出することは元より、山を抜け出ることすらできないであろう。

 だがそれは幸いにして杞憂きゆうに終わった。

「どこの貴族だかしらねぇが、こんな上物の女が戦場にいるなんて俺たちはついてるぜ」

「安心しなぁ命まではとらねぇ。身代金に代えなきゃならねぇからな。もちろんたっぷりと可愛がった後でよぉ」

 ひひひ、と下卑げひた笑い声が一斉にあがる。

 つまりこの集団の中でアエネアスを見て、一番いい獲物と思ったわけだ。つまりまだ最悪の事態には至っていないということだ。

 王のオーラを一切放たない、有斗の存在感の無い外見がいい方向に発揮されたというわけである。

 こうしてみると王の見栄えのしないツラも存在意義があるな、などと有斗が聞いたら怒り出すこと間違いなしのことをアエネアスは考えた。

 ならばこの苦境を乗り越えさえすればいい。

 それに敵はどうも正規の訓練を受けた兵ではない。所詮羽林の敵ではないだろう。だがこの人数差は脅威だ。しかもこちらは寝起きを襲撃された。戦列を組んでの戦ではなく乱戦になる。それは王師の特性である集団戦での技能を発揮できないということだ。勝利するまでには長い戦いとなろう。

 となると問題は有斗の存在。有斗を王と思っていないということは、同時にその価値を知らないということだ。邪魔と見れば何も考えずあっさり切り殺すだろう。それはまずい。

 ということはここでまずアエネアスがすべきことは───

 アエネアスは駆け出した。まだ燃えている焚き火を飛び越えて反対側の有斗の側に着地する。

 その先は辛うじて崖ではないと言うことができるレベルの急坂だった。少しばかり勾配が急ではあるが滑り降りれない角度ではない。

「行かせねぇ!」

 アエネアスの意図を悟った男たちは逃がすまいとアエネアスへと突進する。

 それを羽林の兵が剣を構えて立ち塞がり食い止める。

「アエネアス様! お急ぎを!」

 彼らにもアエネアスの意図が分かったのだ。ならば彼らのすべきことは只一つ。王とアエネアスを逃がすこと。逃げるための時間を作ることだ。王が逃げられさえすれば彼らから戦術的な頚木くびきが取り外される。後は目の前の敵を屠ればいい。多少時間はかかるだろうし犠牲も出るであろうが、彼らにはそれが可能であるはずだ。羽林の兵はベルビオのように一騎当千とまではいかないが、それでも一騎当三くらいの力は持っている。

「陛下、行きますよ!」

 アエネアスは有斗の手首を掴むと強い力で引っ張り、そして滑り落ちるように一緒に坂を下った。靴底にじゃりじゃりとした小石や土塊つちくれが当たる感触が伝わってくる。少し痛い。

「で、でも皆が戦っているんだよ? 僕だけが逃げるわけには・・・」

 有斗は滑り落ちながら、手首を掴んだアエネアスの手を振り払うという抵抗を見せた。

「陛下って本当に短絡的過ぎます! まだ戦は終わっていないんですよ。陛下が無事に王都に帰るまでは! 何度、負け戦では逃げ延びることが王の責務だと教えたらわかるんですか!」

 そう言われても・・・と有斗は納得できかねる思いだった。

 カヒの大軍に負けたのだから逃げるのはわかる。勝ち目が無いんだから。

 でも今、逃げるのはどうなんだ? 絶対的な戦力差はさほどない。あそこにアエネアスがいたなら勝てたんじゃないか? アエネアスはこう見えてめっぽう強いのである。

 それに有斗だって毎日アエネアスに鍛えられて上達している。以前のような単なる足手まといじゃないと思うんだけどな・・・

 だがその反論は口に出すことはなかった。できなかった。うっかり喋ろうものなら舌を噛む危険性があった。

 坂はますます急になり、木や飛び出した岩にぶつからないように気を払わないといけない、それに木を掴んだり足を踏ん張ったりして滑落の速度をコントロールしなければならない。あまりの急坂で、そのまま滑落したら事故になりかねなかった。

 そして五十メートルは滑落した頃、ようやく坂の終わりが見える。そこは左右に開けた道のようになっていた。

 アエネアスはひざで衝撃を吸収し、綺麗に着地に成功する。さすがの運動性能だ。

 だが体勢十分に飛び込んだアエネアスと違って、手をひっぱられて前のめりに滑り落ちねばならなかった有斗は、腰の引けた前傾姿勢のまま落ちてきたのだ。そう、頭を前に突き出すようにして・・・

「危ない!」

 有斗の体勢に危険を感じて、アエネアスは急いで有斗を受け止めようと体を入れる。

 身をていしたアエネアスのおかげで、有斗はなんとか怪我をせずに止まることができた。

 だが体勢不十分のまま受け止めたアエネアスを下敷きにして倒れこんでしまう。

 そうなると・・・お約束として、もちろん有斗はアエネアスの胸に頭を押し付けるような形になってしまった。

 だがまったく嬉しくなかった。

 なぜならアエネアスは胸甲をつけているからだ。柔らかな胸が受け止める魅惑の時の代わりに、胸甲の鉄板が有斗の頭をしたたかに叩きつけただけだった。くらくら眩暈めまいがする。

 頭を押さえてようやく立ち上がった有斗にアエネアスが少し怒りを込めて文句を言った。

「どうして降りてくる間に体勢を整えなかったんです!」

 と手首をきっちりめて引っ張って、こういう体勢を取らせた当の御本人に言われてもな、と有斗は文句を言いたい気分にかられる。

「ゴメン・・・とにかく起きて」

 と有斗が紳士的に手を差し伸べると、アエネアスがしぶしぶといった表情でその手を掴む。

「・・・・・・ッッツツ!!!!」

 有斗が強く引くことでアエネアスは一旦は起き上がるが、両足で立った瞬間に襲ってきた痛みに顔をゆがめると、右足首を押さえてうずくまる。

「だ・・・大丈夫!?」

 自分の下敷きになったからだ・・・有斗は済まない気持ちで一杯になる。

「右足首をやったかも・・・気にしないでください、少し痛むだけです」

 強がりを言って見せたアエネアスだが、この痛みは尋常じゃないと感じていた。これは下手をすると腱や筋肉だけでなく、骨までやったかもしれない。よりによってこんな時に・・・!

 と上からパラパラと土や小石が足元に落下してきた。

 二人は怪訝な顔をして斜面の上を振り仰ぐ。

 と、四、五人の男が剣を片手に持って滑り降りてくる様子が見えた。

「女がいたぞぉ!!!」

 男たちは目的の獲物を見つけ、喜びの声を上げた。

「まさか・・・! もう羽林十人がやられたとでもいうの!?」

 羽林の兵は並みの山賊程度には負けないはずだったのだ。アエネアスが信じられない・・・と呟いた。

 敵が全員が降りてきたわけではないのだ。一部が羽林の手をくぐり抜けただけと考えるのが当然のことだったが、敵の朝駆け、足首の怪我と立て続けの出来事にアエネアスは頭が混乱しており、正常な判断ができなかった。

 アエネアスは狼狽ろうばいそのままに、ちらりと周囲を見回して逃げ道を探る。と、ここが急坂の途中に存在する踊り場であることに気付いた。今まで下ってきた坂の反対側も下りの急斜面だった。そして先程と同じくこれも滑り降りようとすれば滑り降りられそうだった。

 アエネアスがいなければ・・・の話だけれど。

 だが滑り降りれないアエネアスにもできることがある。そう、自らを囮にすればいい。あいつらの目には有斗のことなど映ってないのだから。

 アエネアスは有斗に向き直ると両肩に手を置いて言い聞かせるように話し始めた。

「陛下、一人で反対側の坂を降りて行ってください。ここは私が食い止めます」


 あ・・・れ・・・?


 有斗はその言葉に頭がくらくらした。

 なぜなら有斗はそれに似た言葉を聴いたことがあるのだ。

 あの後、彼女はなんと言っただろう・・・? そして結末はどうなったのだっけ・・・?

 有斗は胸に沸き起こる不吉な予感に、顔から血の気が引いていくことを感じていた。

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