第68話 やって後悔、やらずに後悔
どちらがいいか、よく俎上に載る。西尾維新は、どうせ後悔するならやらない方がいいみたいなことを書いていた。
ヴァイオレットエヴァーガーデンというアニメで、「届かなくていい手紙は一通もない」というような事を言っていた。それを観ていて、中学の頃、恋文を書いたことを思い出した。
今の若い人には想像できないだろうが、その当時、携帯電話の普及率はそれほど高くなかった。結局、恋文は渡さず自分で破り捨てた。どうせ振られていたと思うし、ずっと後悔していないと自分でも思っていた。
今は少し後悔している。決断の上の行動は、恥ずべきものではないと請け負える下地ができたのだろうか。
十年後、二十年後のことは誰にもわからない。私も二十代で死ぬと思ったが、まだのうのうと生きている。
行動の結果、苦しむことになっても、それも自分の一部。うつむかないで前を向く。
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