第45話 時の流れ

英語の民間試験を大学入学共通テストに導入する話は延期になった。


身内に大学受験を控えている者はいないので私に直接関係ないのだが、当事者は大変だろうと思う。


親戚の子が去年、大学に入った。


「建築を学びます(キリッ)」


みたいな感じ。自宅から大学まで模型を運んでいたらしいが、最近模型が巨大化して運ぶのが大変なので、大学の近くで一人暮らしを始めたらしい。


つい最近まで赤子だったのだよ。私の所までハイハイしてきたのだ。時の流れは恐ろしい。


「おじさん、お年玉ちょうだい!」


イヤだね。お前の方が大学のランク上じゃないか。稼ぐようになったら私にお年玉をくれ。頼んだぞ。


時の流れで思い出したが、また例のクソアイドルを見てしまった。


昨夜、フェアリーゴーン(これがクソアニメかどうかは今は議論しない)を見終わり、寝ようとしたら別のチャンネルに出ていた。


司会の森高千里が苦笑いしている。 それが全てを物語っていた。


それと並行して、森高千里の代表曲「私がオバさんになっても」を大っぴらに歌うとフェミニストに難癖をつけられないだろうか。そんな心配までしてしまう。


時の流れは恐ろしいと改めて思った。

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