第46話 どうやったらプリキュアを観れるか考えている
映画ジョーカーを観たいと思って検索していたら、映画プリキュアが同じ劇場でやっている。
私はスマイルプリキュアでプリキュアを卒業したので、いつもならスルーする。だが、レビューを何気なしに見たら高評価が多くて、しかも、クリエイターなら観るべきみたいなことも書いてある。気になるではないか。作画のクオリティーも当然高い。
今のプリキュアは宇宙からやって来た子と、素手で敵をぶちのめす話をやってたと思う。たまたま一回、テレビで観て、流れは大体シリーズ通して同じなのでそれきり観ていない。シンフォギアみたいに変身シーンが変態的だったり、七万人殺したりしないので、序盤は物足りなく感じる。プリキュアの真骨頂は中盤から終盤なので仕方ない。
プリキュアは大人が観るべきものではないという意見も最もらしい。女児向け産業というのはわかっている。それでも年齢問わず理解できる普遍的なストーリーと、クライマックスの盛り上がりに目頭を熱くさせる私は異端か!? いいじゃん、大人がプリキュア観たって。
とはいえ劇場に行くのは憚られる。想像して下さい。座席に女児しか埋まってなかったら。そこにのこのこ男がやって来たら不審者ですよ。最悪通報されて死ぬわ。
客観的に、三十の男がプリキュア観るのヤバイってさすがの私もわかる。
認知バイアスというか、世間の目というのは個人の意志を曲げ兼ねない。和田アキ子がおかしいと思いそうなことは大体おかしいということになりそうである。和田アキ子は三十の男がプリキュアを観るのを許さないであろう。いいよ、別に。和田アキ子が法律ってわけじゃないし。
プリキュアを観るというのは自由意志を貫くということでもある。法律では自由意志の存在を前提としている。でないと責任の所在が明らかにならないのだ。つまりプリキュアを観るのは法の理念を守ることに繋がるわけだね。
和田アキ子と法律、どっちを信じるか。無論、法律の方を信じる。
よって私はプリキュアを観ても良い。証明終了。
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