第44話 クソアイドルという生き方

深夜のテレビに若者に人気のアイドルが出ていた。メンバーの一人が足が臭いらしい。


自分たちをクソアイドルと語り、チンポと叫んでゲン担ぎ。


さて、グループの名前なんだったかと思い出せず、クソアイドルと検索するとBiSHと出た。当たり。


youtubeで何曲か聴いてみた。琴線に触れるものは何もなかった。クソアイドルを謳うくせにPVは結構ましに作ってある。


結局、クソアイドルというのはクソなクオリティーだから文句言わないで下さいね、という予防線なのだろうか。リトルグリーモンスターと見分けがつかない。ついでに言うとシシャモとチャットモンチーの見分けがつかない。チャットモンチーでよくない?


こういう商法は有名なアイドルグループなんかがお得意だろう。下手でも頑張りを認めて下さいというあれだ。


成功体験を実感し辛い今、そういうのがもてはやされるのだろう。改めて言うまでもないか。


完璧なアイドルよりも手の届きそうな存在とお近づきになりたい。まあ、わからんでもないが、偶像は偶像だから。笑顔の裏では、


「クソ童貞が死にさらせ♡」


と思っているかもしれない。怖いので、握手会には行かない。メイド喫茶も行かない。


クソアイドルというのは、こういう商売はクソですよという自戒なのだと信じたい。夢を売る商売は業が深いなと思う。




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