第21話 ランウェイ
意図的に文体を崩すということを小説でやってみた。
一人称型なので、バランスを取るのが難しい。そもそも三人称型だと成立しないので試してみたのである。
語り手は厳しい修行の後で精神の平衡を欠いている。文章もそれに合わせてバランスを崩すのは自然の成り行きではないか。
これには欠点もあって、やはり構成としては美しくない。読みづらくもある。
部分的に成立する余地はあるけれど、狂人の日記を読んでも理解出来ないのと同じように、あまりに当人の論理とかけ離れ過ぎてもいけないようだ。
やり過ぎると、似合わないメイクとファッションで、ランウェイを歩かせるようなことにもなりかねないから注意が必要だ。
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