第251話 結果

先日の面接の結果が郵送されてきた。

封筒が軽かったので、不採用の予感はした。

果たして、不採用だった。


通知の文面はこれ以上ないくらいにシンプルで素っ気なく。

今後の健勝を祈ることすらしていない。


少なく見積もっても9倍。

楽観はしていなかったが、改めてその壁は厚かったと思い知らされた。


今でこそ冷静だが、通知を見た直後は落ち込んで寝込んだ。

悔しかったし、期待して応援してくれた事業所の所長に良い結果の報告が出来ないことに情けなさすら感じた。


とは言え、採用面接は個人の努力がそのまま結果に反映されるわけではない。

できることはやった、持てる全力は惜しみ無く出した。

その上での不採用だから、単純に俺よりも先方が望むに相応しい誰かが居たのだろう。


先の見通しは相変わらず不透明で、今後にまたチャンスがあるかどうかはわからないけれど、チャレンジする力はあるのだ。

今回の結果を大きく捉えすぎず、しっかり両足で立って、前を向こう。

1歩を踏み出す足はあるのだから。


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