第250話 面接

本日、午前中で事業所の仕事を早退し、先日応募した障害者枠での普通の職場の面接に行ってきた。

先方が設定している募集枠は2名。

俺の受付番号は18番。

少なく見積もっても9倍は確実だ。


3人の面接官を前に20分くらいだっただろうか、さほど緊張せずにベストを尽くせた。


「受け答えがしっかりしていて、とても落ち着いていらっしゃるので、障害があるように感じませんね。」


終盤、面接官の1人がそう言うと、他の2人も頷いていた。

面接とは言え、障がい者と対面してきた相手が満場一致でそういう印象を持ったのだから、やはり俺の状態は良いのだろう。


やれることはやった。

これで縁が無かったら、俺よりも先方がふさわしいと判断できる人が2人、同じタイミングで応募してきた、と言うことだろう。


「結果は後日郵送でお知らせいたします。」


遅くても、再来週には郵便物が届くはずだ。

それが吉報だと良いなと思う。

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