第222話 1年半で社会復帰を

そろそろ俺の貯金が尽きてきた。

正確にはまだ少しあるけど、単純計算するとあと1年半で定期の解約もやむを得ないし、それ以上このままの状態が続いたら定期を解約しても厳しい。

定期もそんなにいっぱいあるわけじゃないからね。

まだ相方の貯金には手を付けていないだけマシだけど。


「そろそろお金がありません。」


先日、相方に切り出したら、何でもっと早く言わないの?と怒られた。


そんな中、先日ハローワークに行ってきた。

社会復帰を全く考えていないわけではないから、障害者雇用の何たるかも良く判っていなかったので、相方に付き合ってもらって相談に行ったのだ。


とは言え正直、今日明日で面接に行ける状態ではない。

仕事をすることに対して不安感が強くあり、自分の履歴書&職務経歴書と向き合うこともままならない。

今、こうして仕事のことをふんわりぼんやりほんの少しだけ考えながらタイピングしているだけでも、少しドキドキする。

もっと深く掘り下げようとしたら、パニックを起こしそうだ。

「パニックを起こしそう」という不安もあって、向き合うのが怖いと言うのもあるのだけど。


それでも、現実と向き合うしかないから。

普通預金の残高が一桁になる前に、社会復帰が・・・・出来たら良いなぁ(気弱)

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