第205話 メンタル不調

ここ2週間ほど、メンタル不調が続いている。

どれくらい不調かと言うと、2週間前にとあることがきっかけで久々にパニックを起こし号泣。

そして、その「とあること」は、詳細を書こうと思ったものの、考えただけで未だに動悸が激しくなるので割愛する。

以来低調になり、いろいろとネガティブにもなりがちだったところで、先日カウンセリングに出かけた際の満員電車と痴漢被害でまたしても車内で大パニックを起こし硬直からの号泣、残りわずかだったメンタルをゴリゴリ削られた後のカウンセリングで、柔らかいながら事情聴取並みにアレコレ訊かれて底をつき。

カウンセリングの終了間際、カウンセラーさんの「被害届出すんですか?」の一言でMPは0になった。


被害届を出すには駅に行かないといけないが、駅に近寄ることを考えただけでクラクラふらふらするのに、駅に行って詳細を話せる元気なんかない。


カウンセリングから帰ってきてから、寝込んだ。

週末に予定があったので、それはこなしたが、今日も寝込んだ。

そして、夕方やっと人として復活した。


のだが、人として最低限の復活を遂げたところで、頭脳労働が出来るかと言われたら、そんなこともなく。

締切が近い仕事がたまっている。

気持ちは焦るのだが、頭が働かず、思うように文章が書けない。

そしてまた焦る。

そんな悪循環は、思考をネガティブにするので、いらんことを考えたりして、更に落ち込む。


どうにもならなくなって、出張中の相方に電話した。

他愛もない話から、抱えているもやもやの吐き出しまで、いろいろ喋った。

一通り話し終わってから、相方はおもむろに言った。


「明日、義母さまに電話して、いろいろ話してごらん?

義母さまは俺のお母さんなんだから。電話で泣いたって良いし。話聞いてくれるよ。」


確かに、義母さまは話を聞いてくれそうだ。

そう思ったら、少し楽になった。


「もし都合が良ければ、近いうちに近所まで来てもらってお茶しても良いし?」


相方の提案は、妙案に思えた。


「そしたらお茶する時間作れるように仕事頑張る。」

「うん、それは良い考えだね。頑張ってね。」


電話を切るときは、かける前より落ち着いていた。

義母さまが相方のお母さんで良かった。

相方と結婚して、相方が相方で本当に良かった。


明日、義母さまに電話してみよう。

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