第136話 子供を克服しようとして
最近、友人夫婦がご両親になった。
そして、俺の鬼門の子供年齢は0~10歳くらいまで。
今日は映画を2本観てきた。
どちらも頭を使わず、肩の力も要らない映画で、2本観ても疲れなかった。
ただ、2本目の映画の時、映画館めっちゃ空いてたのに、何故か俺の両隣だけ推定小学校高学年~中学生くらいの男の子2人連れ。
空席情報見たときに、なぜ1つずつ席を空けなかったのかお前ら。
なので、着席してだらりとしてたら、子供に両隣から詰めて来られて、すごく焦ったし動揺したし、思わず固まってしまったのだが、しばらくしたら何とかなった。
それは映画に引き込まれていたと言うより、両隣が俺の鬼門年齢を過ぎていた分別のつく年齢で、着席してからずっと静かにマナーを守っていてくれたから、だと思われる。
ぶっちゃけ、その映画はあまり面白くなかったから。
両隣が怖くなかったのもあり、いつまでも子供を怖がっていると、友人家族に会えないなぁと思ったので、映画館を出てから、たまたま小さなお子様連れのご家族がお茶してたので、敢えてその近くの席で、お茶してみた。
ウォークマン越しに聞こえてくる、ご機嫌にキャッキャとはしゃぐ声は怖かった。
また、その後何がお気に召さなかったのか知らないが、唐突にぎゃん泣きされて、それはそれでこれまた非常に怖かった。
あまりに怖かったので、お茶半分残して逃げ出そうとして、でも途中で空席だらけなことに気が付き、別の席に移ったのだが。
多分、今までだったら、周りを見ている余裕などなく、這う這うの体で逃げ出していたと思う。
今回、映画館で怖くない子供に出会ったおかげで、少し余裕があったのではないかと自己分析。
ただ、今のままでは、確実に友人家族には会えないだろう。
申し訳ないがまだ見ぬ子供を置いてきてくれ、と頼むしかない。
だから本当は出てくる前に1度会っておきたかったのだが、都合がつかず、会えないまま出産になってしまった。
友人の子供が俺の鬼門年齢を過ぎるまで、10年かかる。
それなら、俺が自身の病気を治した方が多分早い。
友人家族には会いたいのだから。
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