第119話 うつとはちょと関係ない話

タイトルの通り、うつとはあまり関係のない話になる。

でも大事なことだと思うから、記しておこうと思う。


俺は昔、俺が嫌いだった。

誰からも好かれず、俺自身も嫌いな俺だった。


だけど、あるとき、閃いた。

誰からも好かれないのなら、せめて俺だけでも俺を好きになろうと。

それから、どういうわけか世界が変わった。

他人様から、好かれるようになった。


そのことを、この2年間で忘れていた。

病んでいてそれどころじゃなかった、と言うのが正しいのだが、改めて、病んでいる自分はもどかしく、好きか嫌いかの2択で表現するとしたら、嫌いだった。


今、そんな俺でも、好きでいてくれている人たちがいる。

俺が俺を嫌っていたら、その人たちに失礼だ。

病気になって、思考回路もおかしくなって(もともと独特な思考回路ではあったのだが)今まで当たり前のように出来ていたことが出来なくなって絶望もしたけど、そういったものすべてをひっくるめて、今の俺だから。

俺は、そんな俺すらも、好きでありたいと思う。

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