第118話 ざわざわした空間で
昨日、美味しいジンギスカンを食べに行ってきた。
個人的な主目的は、最近入籍した友人をお祝いすることだった。
(入籍がオープン情報ではなかったので、実際人伝手に聞いたし)
何で言ってくれなかったのー?とか軽く文句を言いつつ、でもしっかりお祝いしてきた。
そんなおめでたい席の中、別卓には同窓会らしい団体様がいた。
団体様のざわざわする声は、耳を塞ぎたくなるくらい怖かったけど、それ以上に久しぶりに会う友人との会話は楽しかったし、いつものメンツとの会話も楽しかった。
帰り際、ヤンデレている友人から「ざわついた空間でも過ごせるようになったね(意訳)」と言われた。
とっさに、「でも怖かったよ?」と返してしまったのだけど、後から考えてみれば確かにざわついた空間でも(我慢と薬とウォークマンは必要だったけど)楽しく過ごせたので、単純に「ありがとう!」って言っておけば良かったな、と思い当った。
と言うか。
それでふと思い当ったのだが、「良くなったね(意訳)」って言われるたびに、「でも~~だよ?」と、否定で返してしまっているなぁと。
良くなりたい、と思いつつ、でもまだまだ足りてないから、そう言う返しになってしまうのだが、確実に良くなってきている現状を他人様から指摘された際、素直にそれを認めることも大事だよなぁと思った次第。
間違いなく、俺は「以前に比べたら回復してきている」
それが、病む前の状態にはほど遠いとしても。
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