第114話 気持ちの切り替えが出来ない
第113話に引き続く話になる。
これは何も今日に始まったことではないのだが、1度陰鬱な気分になってしまうと、その後の切り替えが上手く出来ない。
気を紛らわすことが出来ないのだ。
試しに普段は見ないTVをつけてみた。
不快になっただけだった。
本を読む気にもならないし、ジャンガリアンハムスターのしろたんは絶賛お休み中でアニマルセラピーも出来ない。
伴い、不安感が大きくなって、今はまた、家の中に居ても聞こえる電車の通る音が怖くなり(電車の音は、テンションが高いときは気にならないときもある)今はウォークマンで聴覚情報をシャットアウトしているが、現状ではそれは聴覚情報をシャットアウトするためのアイテムになってしまっていて、音楽を楽しんでいるわけでもない。
今、タイミングよく相方から「今から帰るよ」とメールが届いた。
速攻で折り返し電話して、二胡の教室に行けなかったことと、今非常に陰鬱な気分になっていることを説明した。
その上で、「早く帰ってきて」と言ってみた。
のだが、相方はそれに対して、「うん」とは言ってくれなかった。
むしろ、「帰る時間はそんなに変わらないから、帰るまで何かしていろ(意訳)」と言った。
俺は泣いた。
泣きながら、電話を切った。
「何かしていろ(意訳)」と言われたから、これを書き終わったら、何かしようと思う。
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