第９０話、９１話に引き続く話になる。

「いろんなブログとか見てるけど、現在進行形のうつ病患者で、ここまで自身のうつに対して書けている記事を読んだことがない」

今日、相方に言われた。

そこで、思い出した。

今日カウンセリングで訊かれたときは、すっかり忘れていて伝えられなかったのだが。

俺は別のＳＮＳでブログも書いている。

ブログは日常のことをつらつらと書いているので、病んでいることも病んでないことも書いている。

そんな中、知らない人からそのＳＮＳ経由でメッセージが届いた。

いはく。

「自分もうつ病を患っているが、本当にうつ病患者の人がここまで書けるはずがない、うつ病を名乗るのをやめて欲しい（意訳）」

という内容だった。

メッセージを読んだ俺は、当然困惑した。

程度はどうであれ、第２４話で触れているように、自立支援医療制度を堂々と使える程度には精神を患っているのだ。

今でも。

俺はその人にリアクションをとるべく、アクセスしようとしたが、ブロックされてしまっていた。

症状ももちろんだが、その人を取り巻く環境も千差万別なので、一概には言えないが、その人も苦しんでいるのだろうな、と言うのだけは伝わってきた。

そして、ブロックされたことが少し悲しくなった。

もしかしたら、時間をかければお互いを理解しあえたかもしれないからだ。

今、その人がどうしているのか、知る由もないが。

俺は今でもうつ病患者だし、その人が、今は当時に比べて少しでも良くなっていると良いな、と改めて願いたい。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい