第47話 1人ではないということ

45話、46話がちょっと重い話になってしまったが、少し引き続く話になる。

とはいえ、ポジティブだ。


過去がどうであれ、病をかかえているのも含めて、今の俺は幸せだ。

支えてくれる相方が居る、仲間が居る、良いお医者先生にも巡り会え、しろたんも居る。

これが、どれほど有難いことか。


最近は見なくなったが、暫く前は、夢見が非常に悪かった。

内容は省くが、基本的に怖い夢、嫌な夢ばかりだった。

そして目が覚めて、今居る場所を確認し、ここは安全で安心できるところだ、と認識するところから朝が始まった。


実際、家は居心地がよい。

泊りの出張が多いとはいえ、相方は帰ってくる日は帰ってくるし、相方の「ただいま」はほっとする。

友人たちを招くことも多い我が家だが、皆それぞれ好き勝手に寛いでいく。

それが、嬉しい。


友人たちは俺と相方の共通の人たちがほとんどで(俺だけの友人もその多くが相方に紹介済みだ)招くときに相方に対して遠慮する必要がない、と言うのもある。

そして、友人たちは、俺にとってのよき理解者でもある。

各々がそれぞれ、決して無理をしない範囲で、出来ることをサポートしてくれている。

それはとても、心地よい。


だからこそ、俺は生きるのだ。

この幸せを、手放してたまるか。

そう思うのだ。

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