第44話 行動源となっているもの

第43話に引き続くような話になるが、趣味のこと、好きなことが絡むと、それなりに動ける可能性がある。

あくまで可能性だ。

実のところ、とあるCDの発売日から数日後、電車に乗って買いに行こうとして(地元では売っていなかった)挫折した。

そのCDは結局後日、相方の運転により無事に入手できたのだが。


好きなことばかりをしているワケにもいかないのは百も承知で、その上で「好きなことをする」とこは間違いなく行動源になっている。


逆に、苦手なもの、一旦頓挫してしまったものなどに対しては、非常に腰が重い。

何もできなくなる前に、何もしない日を作ることで、現在ある程度コントロールは出来ているのだが、それに甘えてしまって億劫に思ってしまうことは後回しにしがちだ。


例えば、もともと得意ではない家事全般。

病気になってから1年半くらい経ったとき、せめて1日1つは何かしらの家事をする、と決めた。

のだが、頓挫した。


つい最近、ようやく再開し始めたところである。

家事と言っても本当に大したことはしていないし、出来ない。

それでも、億劫に思ってしまうことに立ち向かうのは、楽しいと思えることをするよりエネルギーが要るから、つい後回しにしてしまうのだ。


甘えと言われてしまうとそれまでではあるが、罹患する前は苦手ながらも今よりはマシだった。

相方に愛想を尽かれる前に、どうにかしないといけない案件ではある。


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