第29話 無理はしない
26話で俺は頑張ると書いたが、頑張るのと無理をするのは違う・・・と思う。
この2週間の間に、1人で電車に乗れなくなったと28話で書いたが、具体的に何があったのかと言うと、人身事故だ。
とある用事があり、それでも昼間で空いている時間帯を選んだから、軽い気持ちで(薬とウォークマンは必須だが)電車に乗っていたら、途中の駅で止まってしまった。
そして、運転再開は約50分後とアナウンスが流れていた。
今、イレギュラーなことに弱い・・・のだと思う。
ひっきりなしに続く運転再開案内、振替輸送案内のアナウンスは怖いものとして聞こえ(何があったのか知りたかったから、ウォークマンの片耳を外していた)振替輸送先の地下鉄は、縁がなく、未知なものも怖い。
車内に居た人たちは少なかったとはいえ、アナウンスに従いホームに降り立つ人の群れも怖く。
車内にも居たくないがホームにも降りられない。
そんな状態になってしまった。
空いていたので座っていたのだが、立てなくなってしまったのだ。
昼間で仕事中なのは百も承知で、相方に電話を架けた。「怖い」と。
相方は、「今日は帰れ(意訳)」と言った。
そして、徒歩圏内まで出られるバスを検索してくれた。
結局、なんとか帰宅することはできたのだが、以来、電車が再びとても怖くなってしまった。
だから、今日のカウンセリングも、1時間半かけて歩いて行った。
電車に乗るより、1時間半かけて歩く方が楽だからだ。
そこで無理をして電車に乗っていたら・・・果たして乗れたかどうか判らないが・・・カウンセリングルームに到達する前に、ギブアップしていたかも知れない。
今、「1人で電車に乗る」ことは、頑張って出来ることじゃない。
だから、そこは頑張らない、無理をしない。
頑張るのと無理をするのは違うのだ。
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