第28話 カウンセリングについて

俺のカウンセリングは、ちょっと変わっている。

大学病院付属の施設で、担当は学生さんなのだ。

(勿論アドバイザーに専門の先生はつく)


なので、この2年で、担当さんは2回変わっており(卒業だったり別の研修にまわったりで)今の担当さんで3人目だ。


担当さんには申し訳ないのだが、多分、俺がサンプルとして1番役に立ったのは2番目の担当Nさんだったのではないかと思う。

赤裸々な浮き沈みを目の当たりにしているからだ。

最初の担当Hさんのときは、どちらかと言うとダウナーラインでの浮き沈みだったし、今のSさん相手では、割と落ち着いたラインで安定してしまっている。

・・・・これから沈むかも知れないが。


今日もカウンセリングに行ってきた。

今は2週間毎に通っているので、1時間の枠で話す内容は前回からの2週間で何があったか、がメインになっている。


実は、この2週間の間に、今まで1人で乗れていた電車に乗れなくなったのだが、(そしてその時はパニックを起こしたのだが)それにしても、今日話したときは落ち着いて話せているし、ここの所かなり安定して、アクティブにも動けているので、そんな話をしているのは、楽しい。

実際、話を聞いてくれているSさんも、楽しいと言ってくれた。


・・・カウンセリングって、なんというか、こう・・・もっと深刻そうなものをイメージしていたのだが、俺の場合はどうもイマイチ違う気がする。

学生さんであるSさんのサンプルとして、俺が役に立っているのかは謎だ。

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