第20話 友人、相方から見た俺
患って2年と言ったが、身近でいろいろと赤裸々に目の当たりにしている友人や相方は、口をそろえて言う。
「2年で相当回復したね。」
正直、実感はあまりわかない。
だが、皆がそう言うのなら、確かにそうなのだろう。
少なくとも、本は問題なく読めるようになった。
会話に違和感はなくなった。
単純な計算能力も、もともと高くはなかったから、元に戻る程度には。
音楽も楽しめている。
もともとたしなむ程度しか飲めないお酒も、少しなら良いよとお医者先生から許可をもらっている。
食事量も戻った、ついでに体重は戻りすぎた。
睡眠時間もとれている。
また、ヤンデレさせてくれている友人に、文字通り泣きつく回数が減った。
それでも、やる気が出ない時は本当に何も手につかないし、あえて何もしない日も作っている。
傍から見れば、怠け者だ。
それを、友人たちも相方も、相方の親族も、受け入れてくれている。
有難いと思う。
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