第17話 いつの間にか怖いものが増える

電車は明確に理由があって、人混みは理由は判らないけどきっかけがあって怖くなったものですが、その他にも怖いものがあります。

細かう言うといろいろあるんだけど、ざっくり言うと、外部の音。

大きな声だったり、バイクの通る音だったり、救急車・消防車・パトカーなどのサイレンなど。


防音はそれなりにしっかりとしている我が家ですが、外出すればそー言ったものに晒されることになり。

自衛のために、相方がウォークマンを買ってくれました。

なので、外出時はウォークマン必須、不安時に頓服する薬必須。


ただ、だからってそれで解決かと言うと、そうでもないことがありました。

平たく言うと、交通事故にあいました。

後ろからと、前からと、横から。

どれも大したことないのだけど、時に相手は自転車だったり、車だったり。


特にプリウ○のときは、ただでさえ静かな車の接近にウォークマンで外部からの聴覚情報をシャットダウンしている状態で、その接近に気が付けるわけもなく。

後ろから、サイドミラーに腕が当たり。


横から突っ込んできた自転車は、そもそも自転車の信号無視なんだけど、横を向いたら線路が見えるために左右確認が出来なかった俺も悪く。


交通事故に遭うたびに、外出するのが怖くなり速攻で家に帰ってプルプル震えて、このまま一生外に出られなくなったらどうしよう?などのパニックに襲われたりもしました。

その度に、膝を抱えて縫いぐるみ抱っこして、ぷるぷる。

いい大人が、と滑稽な姿に見えたかも知れない。


家の中に居ても、怖いことはありました。

うちのマンション、オートロックなのだけど、夜遅くに玄関のインターフォンが鳴り。

その日、相方は出張で家におらず、1人で留守番していたから、エントランスのオートロックを突破した直接のインターフォンは、本当に怖くて怖くてパニックになって、1か月くらい1人では玄関に近寄れなかった時期もありました。

今は大丈夫になったけど、「玄関に近寄る練習」を必死になってやったりもしました。


「怖い」と言う感情はやっかいで。

1度「怖い」と思うと、次に進めなくなるから(もとい、進むのが困難になるから)

恐怖心を取り除くということ、これはいまだに出来ていない課題であります。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る