1/intro/2
yuka/2
同じ午後三時頃。同じパーカーを着て飯田街道を歩いた。
ファミマの前のガードレールで休憩した。
ファミマは駐車場がなくて横の狭い路地に車を止める人もいる。
止めるときは一通に進入するだけだけれど元の道に戻るには進入禁止だらけで難しい。
十八歳くらいの男の人が自動ドアから出てきた。
明るめのアッシュブラウンの短い髪。カーキのジャンプスーツ。
右手にはミネラルウォーターのペットボトル。
車は黒のショートだった。探してた白のロングは見つからない。
見つかるわけも、見つからなくてもよかった。
黒のショートのハイエースは、二本目の一通の路地を曲がって消えた。
携帯が、知らない番号を映して
鳴ってる。
2000/5/12 15:50
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます