突撃
佐藤豪泰
For fantasy
いつも、もうちょっとていうところで、
しくじる。
どうしてなんだ!
何が足りないていうんだ!
進む以外ない。
でも直進なんてできない。
前へ前へと進めたら苦労なんてしないだろう。
あっちにいるのは確かに思える。
壁なんだろうか?
それともビルの壁と言った方が正確だろうか?
入る事ができない。
何か危険な感じがするんだ。
壁の近くで、こちらを見ている人がいる。
髪はモヒカンでちょっと、音楽好きで、Tシャツは、イカした鹿の絵。
普通なんだろうか?
人を見るとあっちも、こっちを見る。
たまに、街でそういう事てある。
だからと言ってそのまま話しかけるなんて事は普通はない。
なぜ、こっち見ながら、ぐるぐる同じようなところを回っているんだろうか?
こっちへ来たそうに思える。
試しに呼んでみようか考えてみた。
うーん、知らない人に声をかけるのは難しい。【スカウトなんてありえないしなぁ。】
どうも、右の方が気になるようだ。
何か飛んできそうな雰囲気がする。
という顔をしている。
全くもって、顔芸ともいえるようなことをしている。
右斜めが危なさそうだから、
左斜めから向かおうか。
壁の奥で、おいで、おいでと手招きしているような気がする。
でも、それて本当だろうか?
どうも、壁の中には簡単には入れそうにない。
誰か別の人の力がいるのだろうか?
怖くは無い。
足元が汗がでてくる。
強引に進めば、被害者がでそうだ。
歓声が聴こえてきた。
何か飛んできそうな気配はなくなった。
悪は滅びたのだ。
ぐるぐる回るのをやめて、傍観している。
中に入れるようだ。
進もう。
そして、可能性を信じよう。
やっと、会えた。
突撃 佐藤豪泰 @goutaisato
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます